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「桑潟幸一助教授のスタイリッシュな生活」奥泉光
JUGEMテーマ:読書


日本一下流の大学教師は今日もまた自虐の詩をうたう。
桑幸、クワコーこと桑潟幸一准教授は日本文学准教授、40歳。関西圏随一の低偏差値を誇る敷島学園麗華女子短期大学、通称レータンに勤務していたが、レータンで同僚だった元大手消費者金融会社取締役でもある鯨谷光司教授に呼ばれ千葉県権田市にあるたらちね国際大学に赴任してきた。

鯨谷教授は教授会を牛耳るため御しやすいバカであるクワコーを自分のもとに呼び寄せたのだが、レータン同様たらちねも経営難。給料はとても少ないが、それでも辞めるわけにはいかず今まで外食だけだった生活を自炊生活にし、食材はスーパーの期限切れ直前の割引の物を買い、トイレは大学構内で。文芸部の顧問になったクワコーが文芸部員であるホームレス女子大生のジンジンや昔のバスガイド風の木村部長などに助けられ3つの事件を解決する。

文芸部員の前で本当に情けないクワコー。まったく先生らしさがないです。最初の給与明細には手取りが110,350円って。1日のすべての労力を「節約」のために使っているクワコー。そんな彼でも准教授でいられる学校ってすごいです。

文芸部員がパワフルだったなぁ。

「呪われた研究室」
クワコーがあてがわれた409研究室。ここは4月になると怪事が起こる。1年前にも牛腰肇という教授が窓から落ちて重症を負った。その前の住人は神経を病みさらにその前は入水自殺…


「盗まれた手紙」
大手警備会社・タムコの次長・柿崎秀友という男が訪ねてきた。『駄洒落大辞典』をライフワークとした春狂亭猫介がタムコの創業者・会長で、その会長が亡くなり、二代目襲名をめぐって争いが起きているらしい。柿崎は自分を二代目に指名するという初代・猫介の手紙がクワコーの元に届いているはずだというのである。見つけてくれれば「お礼として五十万円」出そうというのである。部員一同がその手紙を見つけ、クワコーが預かることになったのだが手紙が消えてしまった…

「森娘の秘密」
元サラ金の鯨谷教授にライバルの馬沢善次郎教授のセクハラ疑惑の証拠を手に入れよと指令を受ける。相手は森という名前だということしかわからないまま、デジカメで馬沢教授の部屋に出入りしているという森という女子学生との現場を押さえよと命令された。さらにリクルート用に買った高校生の名簿が盗まれ50万の弁償をしろと言われる。

| 本:あ行(その他の作家) | 21:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
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