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「シフォン・リボン・シフォン」近藤史恵
JUGEMテーマ:読書


さびれた商店街に花ひらいたランジェリーショップ、そこに出入りする人々の人生模様。レースやリボン、小さな花柄の下着が、行き詰まった人間関係をなぜかほどいていく。地方都市に生きる人々の屈託と希望をえがく、摩訶不思議小説集。
親と子のあれこれ。もう絶対に避けては通れない関係で色々あるのですが、どの話もよかった。

ランジェリーショップって行ったことないですが、着心地がいいブラなんてした事がない。かなえさんのお店が本当にあったら行ってみたかったなぁ。

「第一話」
母親の介護をしながらスーパーでパートとして働いている佐菜子。妹はとっくに東京に逃げてしまった。仕事の帰りに時々立ち寄る本屋さんが閉店してしまった事に気がついた。それから暫くして元本屋がランジェリーショップとしてオープンした。胸が大きいと母親から言われ続けコンプレックスを持っている佐菜子はフラリとそのお店に入って行った。

なんだかひどい親です。介護をするのが当たり前。ちょっとでも遅くなったら小言を言う。子供は自分の所有物じゃないっていうの!って腹立たしかったです。「シフォン・リボン・シフォン」で赤いブラを試着した佐菜子がその付け心地に幸せな気持ちになり、そこから少しずつ自身をつけていく様子がよかった。

「第二話」
米屋をやっている均。だが最近では米を注文する人も少なくなり、息子は外に働きに出ている。書店の後に入ったランジェリーショップが気になっていた。商店会長に商店会への加入について話してきて欲しいと言われ、お店に入る理由が出来た。店のオーナーの印象はなかなかよかった。均はあるとき働いているはずの息子の車を商店街の近くで見つけた。さらに息子がその店から出てきたという話を聞いた。いったい息子は何をしているのか?

これは息子の秘密がすぐにわかりました。私にも息子が2人いる訳ですが、どちらかがこういう風に言い出したらどうしよう。

「第三話」
水橋かなえは教師一族の家庭で育った。そんな家が嫌で東京の大学へ通い、東京でランジェリーショップを開く。無我夢中で働いて、お店は大きくなったが気がついたら乳がんになっていた。その後母親が倒れたのを機に地元に帰ることを決意した。たまたま閉店した書店の後にお店を構え、通信販売と店舗での販売を始めた。

う〜ん。これも母親と娘の問題ですね。ノックをせずに部屋に入り、色々なものを見る。それを咎めると「悪い事をしているのか?」と言う親。自分も親になって気持ちがわからなくもないけど、それでもやっぱり子供にだってプライバシーはあるものだろうにって思いました。憎んでいたはずなのに、弟と住んでいる母親が倒れた後時々面倒を見に行くかなえ。何も話さずに2人でワイドショーを見ているって言うのが、なんであれやっぱり親子なんだろうな。

「第四話」
お店に気品のある老女がやって来た。彼女は自分は「郷森の市原」だと名乗り、この辺りの人はその名前を言えばすぐにわかる資産家だという。暫く商品を見て自分のことを話した彼女は商品を買おうとしたが「お財布を忘れたから取り置いて欲しい」といいかえっていった。ところが、暫く待っても来なかった。商店会の人に聞いたところ気をつけたほうがいいといわれた。

こうやって過去にとらわれている人っていますよね。なんだかかわいそうだけど、後始末をするお嫁さんも大変だ。
| 本:か行(その他の作家) | 16:22 | comments(2) | trackbacks(2) |
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コメント
こんばんは^^
息子さんの正体?に気づいたんですか!凄いですね。私は結構最後まで気づきませんでした^^;
母と娘の関係は良ければ良いし、悪ければ本当に悪くなりそうだなとこの本を読んでいて思いました。
ただ言えるのは子どもは親の所有物ではないということですね。もちろん産んで育ててくれて感謝すべきなのは分かりますけど、プライバシーはあるわけですし。イライラするところがたくさんありました^^;
私もランジェリーショップって行ったことないです。恐れ多くて・・・。でも、かなえさんがいるなら買いに行きたいなと思いました。
| 苗坊 | 2012/07/13 12:28 AM |
苗坊さん、おはようございます。

息子さん、お母さんの態度でぴんときました。
自分に息子がいるからかなぁ。
もし、息子がそっちだったら私も同じようにすると思う。

子供って親の所有物じゃないんですよね。
小さい頃は親がいなければ育たないから一体感があるけど
子供にだってだんだんと自我が芽生えるし。
一生ついてまわる難しい問題ですよね。
| なな | 2012/07/19 8:29 AM |
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シフォン・リボン・シフォン 近藤史恵
シフォン・リボン・シフォン著者:近藤 史恵朝日新聞出版(2012-06-07)販売元:Amazon.co.jpクチコミを見る オススメ! さびれた商店街に花ひらいたランジェリーショップ、そこに出入りす ...
| 苗坊の徒然日記 | 2012/07/13 12:25 AM |
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