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「終活ファッションショー」安田依央
JUGEMテーマ:読書


司法書士の市絵は、老人たちの遺言相談にのるうちに、死ぬときに着たい服を発表する「終活ファッションショー」の企画を思いつく。参加者を募ると、年齢も趣味もばらばらなメンバーが集まった。義母の葬儀の希望を叶えられなかったことを悔やむ嫁、バブリーなセレブ夫人、熟年離婚寸前のエリート夫婦、元警察官のオカマバーのママ…。十人十色の死装束から、それぞれの人生が見える―。人情系エンタテインメント長編。
ボスとの折り合いが悪く会社を辞めた司法書士の市絵。開業資金もなく格安の住居権事務所を探していた市絵がたどり着いたのが地元の人から「幽霊屋敷」と呼ばれている築80年のあばら家。人が通らないので前の道路に小机を出して座っていた所、通りかかった人から相談を受けた。それから親切な八卦見と評判がたち、年寄りが通ってくるようになって2年が経った。色々な人の相談にのるうち、死ぬ時に着たい服を発表する「終活ファッションショー」をしようと思いつく。

義母の葬儀に対する遺志をかなえられなかった嫁、退職したのにいつまでも会社の地位を引きずっている夫とその夫と離婚したいと考えている妻、40代美魔女主婦、全ての事にたて突き、悪意を向ける50代の女性、ホスピスに入りまだ小学生の子供の将来を案じている30代主婦などが希望する葬儀の形、着たい服、呼びたい人、未来の年表などを書きながら自分と向きあいます。

色々な人がいますが、やっぱり一番印象深かったのは元警察官のママでした。

市絵自身は中学生の時に母親が出奔し、二十歳の時に父親が再婚。自分にも母と同じ血が流れていると独りでいる事を決意している。ちょっと前から父親の再婚相手の連れ子だった基大が同居しているが、デザイナーをしている彼は家族と言うには遠い存在。自分の未来の年表は10年後までしかなく、メッセージを伝えたい相手もいないと気付く。だけどひとりの夜に死ぬかもしれないって思った時、父と基大にあててメモを残します。市絵と基大の関係が気になるところ。基大の友達、ダンサーのリオ、不登校で自殺願望があるゴスロリ娘の沙羅もいいスパイスでした。

それにしても自分の葬式のことなんて全然考えられないなぁ。とは言え人はいつ死ぬかなんてわからないんだけど。
| 本:や行(その他の作家) | 21:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
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