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「けむたい後輩」柚木麻子
JUGEMテーマ:読書


大学で元詩人の先輩・栞子に出会い、心酔していく真実子。親友を栞子に取られたようで美里は面白くない。一方、栞子の恋人・蓮見教授は美里の美貌に心を奪われて―。女子大で入り交じる、三者三様のプライドとコンプレックス。
あぁ、面白かった。

まず各章のタイトル見たら「真実子、とりこになる」(一年生編)「真実子、とりのこされる」(二年生編)「真実子、トリコロール」(三年生編)「真実子、鳥になる」(四年生編)って書いてある。そこからもうひき込まれちゃいました。

横浜にある有名女子大に入った真実子は体の弱い女の子。幼馴染の美里も同じ大学、同じ寮に入ることを条件に北海道小樽の実家から出してもらえる事になった。母親が買ったフクゾー洋品店の服に身を包み、冴えない真実子が出会ったのは真実子が13歳の頃入院している時に読んで以来の愛読書「けむり」を書いた栞子を目の前にして大興奮。それからは栞子の後を追いかける日々。

栞子は14歳の時、親のコネで詩集を出してもらい一躍有名人に。その時から付き合っている大学の蓮見先生一筋。ところが蓮見先生は浮気ばかり…

真実子の親友・美里はアナウンサー志望でとびきりの美女。栞子の本性をあっさりと見抜き真実子に忠告するも真実子は全然聞く耳を持たない。栞子が付き合っている彼はいつも美里のことを好きになる。

真実子を中心に栞子と美里が語ります。とにかく栞子が本当にダメな女なんです。毎回好きになる男はダメな男で仕事は出来ない。美里を見た途端一目惚れしちゃう。栞子の事は都合のいい側にいる女としか見ていない。栞子はそんなことには目をつぶって、男についていきます。

真実子は幼い頃から体が弱くて奥手、栞子先輩一筋でどんな仕打ちを受けようとも栞子についていくんです。栞子がいいって言った作家の小説は全て読み、いいと言った映画監督の映画は全て見て、フランスといえばフランス語を勉強し…そんなまじめさが栞子にとっては煩わしい。

美里は女子校特有の先輩を慕うって言う感覚が全然わからず、真実子の事を心配し栞子に攻撃します。男の子にもてるんだけど実はすごく臆病。玉の輿より自分がずっと目指してたアナウンサーを選んだんだからすごいです。

口からでまかせばかりでまわりも自分も騙していた栞子と栞子がいう事を全て吸収し自分の物にした真実子。最後エピローグの2人の数年後が「ありとキリギリス」のようでした。
| 本:や行(その他の作家) | 08:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
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