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「パラダイス・ロスト」柳広司
柳 広司
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,575

JUGEMテーマ:読書


大日本帝国陸軍内に極秘裏に設立された、スパイ養成学校“D機関”。「死ぬな。殺すな。とらわれるな」―軍隊組織を真っ向から否定する戒律を持つこの機関をたった一人で作り上げた結城中佐の正体を暴こうとする男が現れた。英国タイムズ紙極東特派員アーロン・プライス。だが“魔王”結城は、まるで幽霊のように、一切足跡を残さない。ある日プライスは、ふとした発見から結城の意外な生い立ちを知ることとなる―(『追跡』)。ハワイ沖の豪華客船を舞台にしたシリーズ初の中篇「暗号名ケルベロス」を含む、全5篇。
「ジョーカー・ゲーム」「ダブル・ジョーカー」に続くD機関シリーズ、第3弾。前2作、うろ覚えなんだけど時代は少しずつ進んでいるような気がします。どうかな。それにしてもD機関の試験、すごいです。選抜試験の時に建物に入ってから会場までの歩数や階段の数を尋ねられ、世界地図を広げてサイパンの位置を聞かれるが、そこにはサイパン島は載っていない。その事を指摘すると、次は広げた地図の下にどんな品物が置いてあったかを訪ねられる。鏡に映した文章を数秒間読まされ完全に復唱する試験とか。そんな事出来る人たちがいたのかしら、いや、今の世の中にいるのかしら。

「誤算」
島野はパスポートを見て自分が日本からの留学生だという事を知った。どうやらフランスでドイツ兵にたてついたところを3人のレジスタンスに保護されたが、側頭部をうち記憶を失っているらしい。何かを思い出そうとすると頭の中から声が聞こえる…暫くするとドイツ兵が捜索し始めた。島野は隠れ家にある物を最大限に利用して3人を助けるが、3人は仲間割れを起こし始める。

記憶を無くしているのに、「切り抜けろ。」とか「相手に情報を与えるな」などの言葉が無意識のうちに出てくる。D機関の訓練、すごいです。

「失楽園」
シンガポールのラッフルズホテルでイギリス人実業家ブラントが死体で発見された。アメリカ人軍人キャンベルの婚約者ジュリアが自首した。バーでジュリアの事を考えるキャンベルは見慣れないバーテンダーが声をかけられた。バーテンダーに薦められるままにカクテルの試飲をしたキャンベルは昨晩ブラントがパーカー大佐という男と口論をしていた事をしり、調査を続ける。
 
バーテンダーが怪しいとは思ったけど、お酒を勧めながら相手を洗脳するなんてすごいテクニックです。

「追跡」
来日して十年の英国タイムズ特派員のプロイスはD機関を作り上げた魔王・結城の正体に迫るべく調査を始めた。陸軍幼年学校の在籍者名簿を調べていたプロイスは有崎子爵が拾ってきて育てていたという晃に狙いを定め、有崎家で家令を務めていた里村に話を聞いた。晃が結城だと確信したプロイスは深夜無線電信機を使おうとしたが、その時…

結城を育てたのがイギリスのMI6の初代機関長!?そんな風に簡単に結城の過去がわかってしまうことは無いだろうとは思ってましたが、やっぱりね。

「暗号名ケルベロス」
サンフランシスコから日本へ向かう豪華客船はもうすぐ唯一の途中寄港地ホノルルに着く。今回この船には客以外にドイツ人乗客に紛れてドイツ人船員が乗り込んでいた。日本の技術者内海が解いていたクロスワードに関心を持ったアメリカ人のモーガン。2人は会話を始める。実は内海は元英国スパイであるモーガンにハワイで下船することを進めるために船に乗っていたのだ。話が済んだと思ったところで、客船はイギリス軍の停止に合いその間にモーガンは死亡してしまう。

モーガンがスパイだって事がわかって話は終わったかと思ったところで登場したイギリス軍。そして急に死んだモーガン。後半部分、真相がわかってからの内海はずいぶんと大胆な行動を取ります。客船の船長やイギリス軍の人に怪しまれなかったのかしら?
| 本:や行(その他の作家) | 13:44 | comments(0) | trackbacks(6) |
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