CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< September 2018 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
カウンター
グリムス
MOBILE
qrcode
<< 「コンカツ?」石田衣良 | main | 「しあわせのパン」三島有紀子 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
「幸せになる百通りの方法」荻原浩
JUGEMテーマ:読書


このムズカシイ時代を、滑稽だけど懸命に生きる人たち―。短篇の名手が贈るユーモア&ビターテイスト溢れる七つの物語。
荻原さんの本を読むのは久しぶり。ずっと新刊が出るたび読んでいたのに2,3冊読み飛ばしているような気がします。これは短編集。一つずつは読みやすいけど、記憶に全く残らないような気がする。ダジャレがちりばめられていて、くだらないダジャレ好きなのでクスクス笑ってしまった。

「原発がともす灯の下で」
息子賢一夫婦にひきとられた絹は嫁の仁美にきつく「節電」と言われる。が、電気を目いっぱい使っているのは仁美がパートに出かけると起きてくる孫の愛実だ。つけっぱなしのテレビでを聞きながら、絹子の心は戦時の物資統制令の時代へと飛んでいく。

この世の中、本当に電気を使うものばかりなんですね。子供たちも大学生になったら私が出かけてから電気使い放題の生活するのかな。

「俺だよ、俺。」
東京に出て俳優になることを目指した慎之介は小劇団「突撃ラテックス」に入る。しかし看板俳優が抜けた事により劇団は解散。そんな時「突撃ラテックス」の看板役者高村が慎之介に声をかけてくれた。新しいバイトはオレオレ詐欺で息子の役をするもの。声を使い分けて警察官や弁護士になりきる高村。業者から買った名簿に載っているの名前、残っているのは大阪出身者の物ばかり。大阪はこの業界では触れてはいけない場所だ。

いや〜大阪のおかん達のパワフルな事!笑いました。

「今日もみんなつながっている。」
出版社のプロジェクト出版部の山口隆は自称作家友永繁彦の持ち込みに閉口していた。山口は日々ブログやツィッターなどをチェックしている。今注目しているのは素人の料理ブログ『ミセスMaoのファミリーキッチン』ネットゲームに没頭する真岡優菜は母親に呼ばれキッチンへ。そこにはブログにアップするであろう見栄えはいいけど味のまずい料理があった。優菜の兄、和也は就職浪人しブログのネタ探しに外出。立ち寄った公園で作家と称する老人にパソコンについて教えて欲しいといわれる。山口の上司真岡健司は山口の料理本企画を却下し帰宅。妻の泰子は見栄えだけの料理を前に今度ブログが本になると語る。家に帰った優菜は魔法曹長ランクス・リリーの名で近衛闘剣少佐ユリアスと結婚するのだが、突然ユリアスに異変が・・・。

本当に色々つながってました。自称作家の友永が和也にパソコンに打ち込ませた文字がおかしかった。

「出逢いのジャングル」
陶子は友人の弥生に誘われてお見合いパーティーに参加する。会場は動物園。大学で動物行動学を専攻していた陶子は会場にいる人たちが動物学的に興味深い。

「ベンチマン」
47歳で販売部の課長だった松本は突然リストラされたが、家族には言い出せないまま公園に通う毎日。ある日公園でリストラされた挙句公園で生活をするようになった男に出会い、メモを交換するようになる。

奥さん、リストラされていたことわかっていたんですね。そうだよね。それはわかるかも。進学も就職もしなかった息子が働き口を見つけて、妻も理解あってよかったねぇとありきたりなラストでした。

「歴史がいっぱい」
敦志が飽きたゲームをやったことを機に戦国武将オタクになってしまった彼女の由布奈。会うたびに長宗我部元親や伊達正宗などの薀蓄を語る由布奈に少しずつ合わせようと努力する敦志。会社も戦国時代と考えはさほどかわっていないのかもしれない。

ゲームが変わるたびに好きな武将が変わる由布奈。自分は武将にもらわれる姫で敦志は三笠傘で槍持たされて鉄砲でズトンっていうのがおかしかった。

「幸せになる百通りの方法」

『できるビジネスマンになる54の鉄則』などのマニュアルを信じて行動する田中英雄。合コン帰りにストリートミュージシャンの千冬に出会い、家に泊める事になってしまった。それから千冬の事が気になり、生活はマニュアルどおりに行かなくなる。

マニュアル君、こんな社員仕事が出来なそう。
| 本:あ行(荻原浩) | 08:45 | comments(4) | trackbacks(3) |
スポンサーサイト
| - | 08:45 | - | - |
コメント
こちらにも失礼いたします。

タイトルと内容がここまで合わない作品も珍しいなと思いました。皮肉や嫌味ではありません。
現実は甘くなくて辛いこともありますけど、その中で光が見えることもあるんだってことを教えてくれた気がします。
表題作が1番あまり好きではありませんでした^m^こういう社員は仕事出来なそうですよね。
| 苗坊 | 2012/05/28 9:19 AM |
苗坊さん、ありがとうございます。
タイトルと内容、気にしてなかったけど全然合わない!
こんなマニュアル君、絶対に仕事できないでしょうね。
| なな | 2012/05/30 10:25 PM |
こんばんは〜。
一番最初の物語の、絹子さんの心の呟き面白かったですね。(笑)
「ベンチマン」はなんだか切なくて、でも希望を感じるラストでよかったです。
あとは「出逢いのジャングル」の柏田さんと書いたラストもよかったかな。
| じゃじゃまま | 2012/06/03 10:33 PM |
じゃじゃままさん、こんにちは。

絹子さんの呟き、面白かったですね。

「出逢いのジャングル」
柏田ってだれ?いったい誰を選んだの?って
それまでのんびりと読んでいたのに急に目が覚めた感じでした(笑)
| なな | 2012/06/04 2:22 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://nanamemo.jugem.jp/trackback/2589
トラックバック
幸せになる百通りの方法 荻原浩
幸せになる百通りの方法著者:荻原 浩文藝春秋(2012-02)販売元:Amazon.co.jpクチコミを見る このムズカシイ時代を、滑稽だけど懸命に生きる人たち―。短篇の名手が贈るユーモア&ビターテ ...
| 苗坊の徒然日記 | 2012/05/28 9:17 AM |
幸せになる百通りの方法 荻原浩著。
《★★★》 ほっこりする短編集。 「原発がともす灯の下で」・・・ 嫁の仁美さんに頭の上がらない賢一夫婦と同居する絹子さんのお話。 節電節電とうるさい仁美さんや物憂げな孫娘愛美、日々思うことはたくさんあるけれど、胸の呟きが面白い絹子さん。 昔は不便だけど
| じゃじゃままブックレビュー | 2012/06/03 10:31 PM |
-
管理者の承認待ちトラックバックです。
| - | 2012/12/10 9:06 AM |