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「花嫁」青山七恵
青山 七恵
幻冬舎
¥ 1,470

JUGEMテーマ:読書


仲良し四人家族の中に、ある日いきなり「花嫁」がやってきた。今までそれぞれがひた隠しにしてきた過去が掘り返されていく。情熱と契約で結ばれた家族の果て。
和菓子職人の父、宏次郎。店を切り盛りする母、さゆり。大手洋菓子メーカーに努める長男の和俊、大学生の長女の麻紀の4人が住むのは「大福御殿」和俊が「お嫁さんをもらう」と言った事をきっかけに仲良し4人家族にヒビが入る。

麻紀、和俊、宏次郎、さゆりの順で物語が語られます。

麻紀が語る「大福御殿」で麻紀は兄への思いを語ります。寂しくなった時、怖い夢を見たとき、麻紀は兄の布団に潜ります。20歳になった今でもそうするのです。ところが兄は「婚約者」を連れて来ると言うのです。今まで付き合っていた彼女は家に連れてきていたので知っていますが、婚約者には会った事がない。麻紀は結婚なんてやめて私と逃げようと言います。

麻紀の思いが「近親相姦」っぽくって、それなのにお兄ちゃんも両親もそれ程気にとめていない様子でとにかく不思議な家族。

和俊が語る「愛が生まれた日」で和俊の婚約者についてわかります。その女性は豊子といい、和俊と麻紀の従妹。和俊が中学生の頃は夏になると豊子の母親と妹と3人で和俊の家に泊まりに着ていた、太った性格の悪い子だった。同僚に誘われて行った合コンで偶然会った豊子は別人となっていて、2人は付き合うようになるのです。

麻紀に迫られても「麻紀のことを思うと、朝から気がおもいぜ」で済ませてしまう和俊。頭がちょっとほんわかし過ぎ!豊子も謎めいているなぁ。と思いました。

三話目、宏次郎の章「お父さんの星」に入ると春、桜のきれいな公園で親密そうな宏次郎と弓子が登場。宏次郎が語る弓子との関係。さゆりと出会って弓子とは宙ぶらりんなまま子供が出来て結婚。幸せそうな夫婦なのに、実はさゆりは簡易式ベッドを組み立てて寝ているって言うんだから…驚きです。そして麻紀の出生の秘密。宏次郎、我慢強すぎる!

そして最終章、さゆりが語る「旧花嫁」花嫁である豊子への告白の手紙という形を取っています。

いやいや本当に驚いた。和俊と麻紀には全く血のつながりがないだけじゃなく、豊子と和俊だって全然血が繋がっていないじゃないですか。そしてお手伝いをしていると思っていた弓子。妻の立場として考えると、怖ろしい女です。すごく控え目なところが怖い。
| 本:あ行(その他の作家) | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
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