CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
カウンター
グリムス
MOBILE
qrcode
<< 「春待ち海岸カルナヴァル」木村紅美 | main | 「真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒」大沼紀子 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
「贖罪の奏鳴曲」中山七里
JUGEMテーマ:読書


弁護士・御子柴礼司は、ある晩、記者の死体を遺棄した。死体を調べた警察は、御子柴に辿りつき事情を聞く。だが、彼には死亡推定時刻は法廷にいたという「鉄壁のアリバイ」があった――。
弁護士、御子柴礼司はその巧みな弁舌で、どんな罪名でも起訴されようが、必ず思考猶予を勝ち取ってくれる無敵の弁護士だが、高額の報酬を要求するため世間では悪評もある。その一方御子柴は誰もやりたがらない国選弁護人を積極的に引き受ける。

現在御子柴が国選弁護人として担当しているのは、保険金殺人事件の裁判。製材所の社主・東條彰一は意識不明で病院の集中治療室に入っていたが、妻と息子が見舞いに行ってる際に人工呼吸器が突然止まり亡くなった。その機械を止めたのが妻だと言うのだ。妻によれば、機械の誤作動が原因で自分には非は無いという。2人には身体障害を抱えた息子がおり、不自由な体ながら、父亡き後の製材所を切り盛りしている。

物語は御子柴が豪雨の中死体を捨てに行くシーンから始まる。「死体を運ぶのは二度目」という御子柴。死んだ男は前科をネタに彼を脅迫している記者だった。捜査を始めた埼玉県警の渡瀬と小手川は程なく御子柴にたどり着く。しかし、彼には死亡推定時刻法定で弁護していたという鉄壁のアリバイがあった。

御子柴を調べた渡瀬たちは御子柴が十代の頃、5歳の少女を殺し世間を騒がせた「死体配達人」だったことを知る。

関東医療少年院での御子柴の様子。何に対しても全く心を動かさなかった御子柴の心を揺さぶったピアノの演奏。教育担当の稲見が語った「自分以外の弱い者のために闘え。奈落から手を伸ばしている者を救い上げろ。それを繰り返して、やっとお前は罪を償ったことになるんだ。…罪を償うのは義務じゃない。罪びとに与えられた資格であり権利だ」の言葉はすごかった。

保険金殺人事件の法廷での御子柴と額田検事。御子柴が今までの証言者の印象をガラリとかえる。それに対して額田は証言者を落ち着けて、その場を収めようとする。2人の戦いには緊迫感がありました。


| 本:な行(その他の作家) | 17:05 | comments(2) | trackbacks(3) |
スポンサーサイト
| - | 17:05 | - | - |
コメント
こんばんは。
先が読めないストーリーでしたね。
法廷シーンは緊張感がありました。
中山七里さん、初読みだったんですけど面白いですね。
| ia. | 2012/08/15 12:25 AM |
ia.さん、おはようございます。
法廷シーンは読みごたえがありました。
中山さん、数冊「グロい」って評判だったので読んでいないですが、読んだものはどれも面白かったです。
| なな | 2012/09/06 8:20 AM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://nanamemo.jugem.jp/trackback/2575
トラックバック
贖罪の奏鳴曲  中山 七里
贖罪の奏鳴曲 重い罪を犯した過去を持つ、 弁護士御子柴が主人公。 御子柴の犯罪をにおわす冒頭。 追う警察。 明らかにされる御子柴の罪深い過去。 御子柴が手がけた保険金事件。 読み応えのある裁判シーンでした。 伏線はあっても気づかず 後になってなるほどと
| 花ごよみ | 2012/05/14 8:58 PM |
贖罪の奏鳴曲(ソナタ)
著者:中山 七里 感想: 少し前から話題になっていた『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』。中山七里さん、初読みです。 弁護士・御子柴礼二が記者の死体を遺棄するというオープニング。死体を ...
| どくしょ。るーむ。 | 2012/08/15 12:20 AM |
-
管理者の承認待ちトラックバックです。
| - | 2014/07/15 8:41 PM |