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「ある一日」いしいしんじ
いしい しんじ
新潮社
¥ 1,260

JUGEMテーマ:読書


あたらしい生のほうへ―ひとつの命の誕生という奇跡をのせて、天体は回転しつづける。焼きまつたけとはもしゃぶ。西マリアナ海嶺のうなぎの稚魚。裏のお地蔵さん。石のうさぎ。園子と慎二。みんなのせて。赤ん坊の誕生という人生最大の一日。
京都、鴨川にほどちかい古い町屋に暮らす四十代の夫婦・慎二と園子の十月のある一日。その日は、園子の出産予定日。慎二と2人産院で検視のしてもらい、まだ暫くかかりそうだと言われたのでギャラリー、眼科により、はもを買いに行き、夜にははもと松茸を食べる。その後、腹痛を感じた園子は再び産院へと向かう。なかなか産まれずに痛みに苦しむ園子に付き添う慎二の思いは産院から西マリアナ海嶺、地球の裏側のチリの坑道などを彷徨する。

産院からぶらぶらと買い物をしたり眼科に行ったり…ゆっくりと時間が流れてすごく素敵な生活なんだろうなぁと思いました。突然現れた老婆(きのこ)が売る松茸や、錦市場に白く輝く身体を光らせて横たわる鱧。うなぎの稚魚の話だったりキューバの聖地エル・コブレ。こんな風にのんびりと一秒一秒を楽しめたらいいのに。

産気づいてからの部分はやっぱり男の人が描く「出産」なのか、あんまり共感する部分もなくとにかく痛さそうだなぁという感じ。でも、出産後「今晩、赤ちゃんはどうしはりますか」の質問に「もちろん、ずっとここで、俺らでみます」の返事は素敵。2人の赤ちゃんへの愛が感じられるし、本当に待ち望んでいたんだなって思いました。と、思ったら最後に園子さんが書いて提出した「バースプラン」があるのです。こんなのを読んだら、病院の人たち背筋がピンと伸びそう。
| 本:あ行(いしいしんじ) | 21:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
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