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「心星ひとつ みをつくし料理帖」高田郁
JUGEMテーマ:読書


酷暑を過ぎた葉月のある午後、翁屋の桜主伝右衛門がつる家を訪れた。伝右衛門の口から語られたのは、手を貸すので吉原にて天満一兆庵を再建しないか、との話だった。 一方登龍楼の采女宗馬からも、神田須田町の登龍楼を、居抜きで売るのでつる家として移って来ないか、との話が届いていた。登龍楼で奉公をしている、ふきの弟健坊もその店に移して構わないとの事に、それぞれが思い揺れていた。つる家の料理人として岐路に立たされた澪は決断を迫られる事に―― 野江との再会、小松原との恋の行方は!?
前作までを読んでいて澪の思いは吉原であさひ太夫となっている幼馴染の野江の身請けをする。両親を失った澪を助けてくれた料理屋「天満一兆庵」を再建すること。そして身分の違いからかなわぬ恋だとはわかっているけど、小松原さまの事をかげながら思い続けよう。この3つだったと思うのですが、今回はとんでもない動きがありました。

野江、芳、種吉などの周りの気持ちを考え、周りの人の幸せが自分の幸せ思う澪が自分の幸せのためだけに動くことが出来るのか。


「青葉闇――しくじり生麩」
暑い夏、青物の出来がいまいち。澪は大阪ではよく食べられている生麩を作ろうと試行錯誤。そんな時、坂村堂さんが生麩の作り方のヒントを教えてくれた。

今回は大阪の味を取り入れることには失敗した澪ですが柳吾さんが澪に言った言葉はひどかった。坂村堂さんの生い立ちにはびっくりでした。柳吾さん、どうも好きになれないなぁ。

「天つ瑞風――賄い三方よし」
伝右衛門がやってきて吉原に「天満一兆庵」の名前をつけた料理屋を開く準備をしてあると言う。と思ったら、登龍楼が支店を居抜きで売りたいと言う。芳をとるか種吉を取るか…悩む澪。

龍楼がやる事だから裏になにかあるとは思ってたけど、やっぱり卑怯な人です。全く!伝右衛門に話をする為お店に言った澪、話が終わった後新造たちの計らいでふすま越しに野江ちゃんと話が出来ました。

「時ならぬ花――お手軽割籠」
町内で火事が頻繁に起こり、火を使える時間を午前中に限定されてしまった。昼は何とか乗り切ったものの、夜は冷たい料理では客は満足しない。閑古鳥がなく町内。澪はおりょうさんの差し入れをヒントにお弁当作りを始め、これが大当たり。

前の章で歩けなくなっていたところを助けてあげた早帆さんが「つる家」に料理を習いたいとやって来ました。お姉さんが出来たみたいと幸せな澪。その早帆が実は…となんとなく予想は出来たけど、急展開にビックリ。

「心星ひとつ――あたりおだまき」
かなわぬ恋だと思っていた小松原さまとの事。こんな風になるなんて。それにしても、澪と小松原さまの身分の違いって相当なものなんでしょうね。想像できないけど。私だったら形見の箸を「内緒に」なんて言われたら、その場で行くのを断ってしまいそう。

しかし小松原さまの登場が遅すぎでした。言われた言葉は素敵だけど、もう少しお母さんとか妹じゃなく本人がちゃんと最初から言って欲しかった。

そして源斎先生の切なさったら…まさかって感じでした。

女としての幸せをとるか、料理人としての幸せを取るか…すごく難しい選択です。でも、やっぱり結局はそうなんですね。
| 本:た行(その他の作家) | 22:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
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