CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
カウンター
グリムス
MOBILE
qrcode
<< 「続・森崎書店の日々」八木沢里志 | main | 「天地明察」冲方丁 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
「楽園のカンヴァス」原田マハ
JUGEMテーマ:読書


ニューヨーク近代美術館の学芸員ティム・ブラウンは、スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。MoMAが所蔵する、素朴派の巨匠アンリ・ルソーの大作『夢』。その名作とほぼ同じ構図、同じタッチの作が目の前にある。持ち主の大富豪は、真贋を正しく判定した者に作品を譲ると宣言、ヒントとして謎の古書を手渡した。好敵手は日本人研究者の早川織絵。リミットは七日間―。ピカソとルソー。二人の天才画家が生涯抱えた秘密が、いま、明かされる。
美術館の監視員として働く織絵は母と娘の三人暮らし。高校生になった娘とはなんとなくしっくり行かない日々。そんなある時、日本で大規模なアンリ・ルソー展を行おうとする計画が立つ。アンリー・ルソーの「夢」を所有するMoMAは織絵を交渉窓口にするのならば「夢」の貸出を検討すると言う。一介の監視員に過ぎないはずの織絵は十七年前のあるできごとを思い出す。

そして話は17年前に戻ります。MoMAのキュレーターのティム・ブライアン。上司であるトム・ブライアンあての手紙の仕分けをするのも彼の仕事。トムが夏休みの時にティム宛の一通の手紙が届きます。それは伝説的なコレクター=コンラート・バイラーからの突然の招待の手紙でした。喜び勇んでスイスへ向かった彼の前に現れたのは、気鋭のルソー研究者オリエ・ハヤカワと、バイラーが秘蔵していたという幻の大作「夢を見た」でした。ティムとオリエはある物語を毎日1章ずつ読んでその「夢を見た」の真贋を判断して欲しい。そして2人のうちの勝者にその絵を譲渡するというものでした。

上司のトムになりすましてスイスに行ったティムは肩身の狭い思いをしますが、執事やインターポールから接触があり色々な情報を耳にします。いったいどうしたらいいのか?と悩みます。そんなティムの葛藤も面白いのですが、毎日1章ずつ読む小説「夢の続き」はルソーが生きた時代の物語で素晴らしいのです。小説の中の小説。すっかりルソーが生きていた時代に入り込んでしまいました。

絵を見に行くことを「友達に会いに行く」美術館に行くことを「友達の家に行く」という表現がかわいらしかったし。ティムがルソーの「夢」を初めて見た時に感じた驚きと興奮って言うのもすごいなって思いました。私は絵を見た時にそんな風に感じた事はないなぁ。
| 本:は行(原田マハ) | 12:04 | comments(0) | trackbacks(3) |
スポンサーサイト
| - | 12:04 | - | - |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://nanamemo.jugem.jp/trackback/2530
トラックバック
-
管理者の承認待ちトラックバックです。
| - | 2012/12/27 10:53 AM |
-
管理者の承認待ちトラックバックです。
| - | 2014/06/08 5:55 PM |
-
管理者の承認待ちトラックバックです。
| - | 2015/01/27 6:30 AM |