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「マボロシの鳥」太田光
JUGEMテーマ:読書


ここに似たどこかで、僕たちに似た誰かに起きた“9つの奇跡”。爆笑問題・太田光、ついに小説家デビュー。
う〜ん。どうだろう。とにかく読みにくかったです。読んでいてどうもしっくり来ない。やっと全部読み終えた!って気分だったんだけど、今になってみたら頭の中に荊に囲まれた少女がいたり、すごくきれいなマボロシの鳥が見えたり。読んだだけで頭の中に映像が残るんだから、それはそれですごいことなのかしらね。

「荊の姫」
ずいぶん長いこと体に荊が巻きついている姫。動こうとするたびに荊の棘が姫をさす。たくさんの王子が助けに来てくれたが、誰一人として荊を取り除くことが出来ない。でも、待つしかないのだ。

「タイムカプセル」
タイムカプセルほ掘り起こそうとして間違って不発弾を掘り起こしてしまい死んでしまった青年。それから65年前、ある兵士は綺麗な海のある島に爆弾を降らせた。戦争の意義がわからず、全てを破壊してしまいたいと思っていた。

「人類諸君!」
さて!今からこの私が皆様方にお聞かせするお話は、語るは涙、聞くは笑いの物語…人類滅亡の危機に、人類最高峰の頭脳が演説をする。

「ネズミ」
人から人へと寄生する悪魔。その悪魔が次の寄生先に選んだのは人と見え方が違う男。

「魔女」
磔台の上で今から焼かれようとしているタバサ。タバサの母親は周囲から魔女のレッテルを貼られ、過去に処刑された。

「マボロシの鳥」
「マボロシの鳥」を出す天才芸人・魔人チカブー。ある日劇場の窓が開いていてマボロシの鳥が逃げてしまった。全く別の次元では勇者タンガタが幻の鳥を使えて王になる。しかしもち過ぎたと感じたタンガタは鳥を逃がす事にする。すっかり落ちぶれたチカブーは…


「冬の人形」
父親ひとりに育てられてきた冬子は、シングルマザー。娘の名前は春子。自分の生き方、娘の育て方に反対され、仲はギクシャクしたまま父は他界してしまった。

「奇跡の雪」
砂漠の地に、雪が降る。その中にいるスミレ。どうして自分はここにいるんだったかしら…

「地球発……」
地球を離れ行く列車に乗った2人。
| 本:あ行(その他の作家) | 10:09 | comments(0) | trackbacks(1) |
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太田さんらしい
小説「マボロシの鳥」を読みました。 著書は 太田 光 読書家としても知られる太田さんの処女小説 エッセイ等は読んだことありますが 果たして小説では・・・ 9つの短編集 どれも色が違くて SF的という、ファンタジーというか しっかり小説として読め 読みやすさも
| 笑う社会人の生活 | 2012/09/20 11:49 PM |