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「吉原純情ありんす国」長島槇子
JUGEMテーマ:読書


めっぽう将棋が強くて玉の肌。利発で可愛い十五歳の“花魁見習い”おぼろは、将来最高の花魁になると誰もが太鼓判を押していた。が、彼女には困った趣味があった。「隠密ごっこ」と称し、廓の裏で起こる黒い事件に首を突っ込むのだ。ある花魁見習いが忽然と消失した謎、不可解な無理心中、腕の入れ墨を抉り取られた最高位の花魁の殺害…虚実入り混じる男と女の世界で、おぼろが明らかにする真相とは?遊廓独自の美学と人情が横溢する、新鋭の時代ミステリ。
主人公はおぼろという15歳の振袖新造の女の子。母は花魁で後に西国の大名の側室になった。お廓で生まれおぼろは母が吉原を離れても置いていかれ、花魁になるべく育てられています。誰もが息を呑むほどの美貌の持ち主で、所持に渡ってずば抜けているおぼろは廓で起こる事件の謎を解くのが趣味で「隠密ごっこ」と言っては人の話を立ち聞きしたり、瓦版を数年分貯めていたりするのです。外に出ることができないおぼろは壺月楼の若旦那・徳治郎に調べてもらい謎を解くのです。

千歳屋で振袖新造の初音が足抜きをした。ところが、どこを探しても初音は見つからない。ある日佃島に人間の足が打ち上げられた。おぼろはそれは初音だといい、徳次郎に調べにいってもらう事にした。

二朱見世の真砂屋のおさとには4人の客が揚っていた。身請けしてくれるといっている植木職人の源蔵を待たせながら廻し部屋へ行く途中でおひさに「今日はやっかいな客が重なった」と言っていた。大門が閉まった後、おさとは首を絞められ、その上に短刀で心臓をつかれた源蔵が重なっていた。

月都花魁が身請けされる事になり、箕輪の寮で静養をする事になった。隣で同じように身請けの時まで静養していた松風が切り殺された。腕の刺青の部分を一番切られていたというのだが、いったい誰が…

ミステリとしてはそれ程難しいことはないのですが、遊郭での色々なしきたりが面白い。心中立てと言って誓紙を書いて生爪や髪の毛を一緒に渡したり(でも、実は自分の爪じゃない)相手の名前を符丁に変えて刺青したり、身請けされることが決まった花魁は別荘で花嫁修業のようなことをするんですね。

お互いに相手の事を想っていながらうぶすぎて何もできないおぼろと徳次郎。この先どうなるんだろう?と気になります。
| 本:な行(その他の作家) | 21:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
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