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「KAGEROU」齋藤智裕
JUGEMテーマ:読書


『KAGEROU』―儚く不確かなもの。廃墟と化したデパートの屋上遊園地のフェンス。「かげろう」のような己の人生を閉じようとする、絶望を抱えた男。そこに突如現れた不気味に冷笑する黒服の男。命の十字路で二人は、ある契約を交わす。肉体と魂を分かつものとは何か?人を人たらしめているものは何か?深い苦悩を抱え、主人公は終末の場所へと向かう。そこで、彼は一つの儚き「命」と出逢い、かつて抱いたことのない愛することの切なさを知る。

本の紹介を見て「へぇ〜」って驚いた。「肉体と魂を分かつものは何か?人を人たらしめているものは何か?…」そんな深いこと書いてあったのかしら。

色々言われていて話題性はたっぷりの本。図書館で予約してずいぶん長いこと待ちました。ポプラ社小説大賞の受賞作、結構読んでいるんです。第1回の作品はどれもこれも「ん???」って感じでした。第三回の特別賞受賞だった伊吹有喜さんの「風待ちのひと」はすごく好きでした。今回が最後なのね。次からは新人賞だそう。

会社をリストラされ、借金だらけ、人生に絶望し自殺しようとしている40代の男・ヤスオ。彼がビルの屋上から飛び下りようとした時、全身黒尽くめの謎の男が止めた。その男は全日本ドナー・レシピエント協会のエージェントでキョウヤ。臓器を提供してくれれば借金を返済し田舎の両親にお金を残すことも出来るという。ヤスオは契約を結び、自分の臓器を査定してもらい、自らの死を偽装する。その病院で偶然出合った少女はヤスオの心臓を移植される予定の子だった。
あっという間に読める本でした。2時間ドラマなんかにしたらいいんじゃないかな。

ヤスオが病院で自分の心臓を移植されるであろう女の子アカネと出会ってから、手回しの心臓をつけて2人で秘密の穴に行くのです。そこら辺がすきだったな。

最終章は驚きではありました。が、前半部分「どんな立派な脳であってもポイントにはならない」「なんで?脳だけは自前じゃないといけないってこと…」という会話があります。その会話、ヤスオが考えたことがここで生きてきたんだって思いました。ヤスオのすごくつまらないギャグも、このためにあったんだね。

それにしても最後の方に貼られていた訂正シール。「キョウヤ」の名前が貼ってありますが、これってもしかしたら致命的なミスをしてしまったって事なのかしら?それまで「どうなの?そうなの?」って思ってたんだけど、このシールで自分の考えが正しいと確信してしまいました。
| 本:さ行(その他の作家) | 22:17 | comments(2) | trackbacks(3) |
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コメント
感想書いてから、人のレビュー読んだら、すごく酷評されていたらしいね。amazonで鍋敷きとまで言われたんだって?
びっくり。
水嶋ヒロじゃなかったら、そんなに話題性なく、そんなにいろんな人に読まれることもなく、ここまで酷評されることもなかったんだろうね。
皮肉なものだ。

2時間ドラマもいいけど、アニメでもいいね。
人工心臓の装置とか、作るのお金かかりそうだから。
| ゆうき | 2011/07/15 11:48 AM |
こんばんは。
文字が大きくて余白も多くて、すぐ読めちゃいましたね。

訂正シールなんて貼ってあったんですか!
私が読んだ本にはなかったですよ。見たかったなぁ。
きっと初版分だけ修正が間に合わなかったんでしょうね。

それにしても大事なところの名前を間違えるなんて不思議ですね(笑)
| ia. | 2011/08/03 12:56 AM |
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