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「アンジャーネ」吉永南央
吉永 南央
東京創元社
(2011-01-27)

JUGEMテーマ:読書


祖母の死をきっかけに、アパートの大家になった瑞樹。しかし、そこは外国人向けのアパートで日々トラブル続き。様々な国の人々との交流から、瑞樹の成長を描く、連作短編集。

吉永さんの物語、気がつくと借りて読んでいます。毎回、読んでいると場所を見失ってしまうというのか、「あれ?私はどこにいる」って迷子になっちゃって読み返すことがあります。読解力が足りないみたいです。

祖母・梅の危篤の知らせを受けた瑞輝は、北関東のとある町にやってきた。ひとまず持ち直し、親族一同ほっとして囲んだランチの席で、無職で閑人の瑞輝に、梅が経営する外国人向けアパート「ランタン楼」の大家という、面倒な仕事が押し付けられる。昔から入居者のトラブルが続き、近隣から迷惑がられているランタン楼だが、細くても背が高い瑞輝なら見劣りしないから大丈夫、と軽い調子で。喧嘩や夜逃げは当たり前、警察沙汰も珍しくないランタン楼の歴史に怯えつつ、慣れない大家業をはじめた瑞輝だが…。
弁護士を目指しながら祖母がやっていたアパートの大家さんになった瑞輝。住人がチラリと見せる問題に首を突っ込むのです。いやいやながらと言うより、興味津々って感じかな。そしてその問題は結構ビター。盗みあり、裏切りがあり、白骨化した死体まで出てきてしまうんですから。瑞輝はそうやって過ごすうちに少しずつ成長し、気がついたらランタン楼に愛着がわいているんです。

助産婦をするお母さんが瑞輝が中学生の頃に反抗期をむかえた時に言った言葉「それはホルモンが関係しているから」って言葉、好きだなあ。このお母さんと瑞輝が子どもの頃別れたお父さんとの関係も面白いです。

住人は外国人ばかりで、近隣の人は何か事件があればランタン楼を疑う。近所の真下さんは口うるさいじじいなのかと思っていたけど、これが意外とランタン楼のために頑張っていたんですね。


「1/4」
瑞輝の上に住むベトナム人と日本人のハーフのフォン。彼女を訪ねてきたベトナム人男性。夜中、大きな物音がしたと思ったら、次の朝早くにフォンが大きな重いスーツケースを抱え車で出て行ってしまった。男の人はどこに…

タイトルの意味がおばあちゃん梅のことだとは…ちょっとビックリしました。

「ジロ-jilo Morro Redondo-」
近所の農園を手伝う日系3世のブラジル人・マルシオ。彼は悪い仲間との縁が切れないようだ。

マルシオが胡散臭いと思っていたんだけど、農園の瀬戸さん、そうだったのねって驚き!

「海亀(ハイグイ)」
中国人留学生の淑英が家賃を払えないという。その理由がバイトをしているキャバクラのオーナーがバイト料を払ってくれないからだとう。そのキャバクラを調べる瑞輝。瑞輝の所に幼馴染が転がり込んできた。そして身重の彼女もやってきた。


「バルザフ」
アメリカからやってきたイラン人のジーラ。最近、彼女の元に色々な女性が訪ねてくる。ある晩、ジーラの部屋から出てきた女子高生は自らのセミヌードの写真を持っていた。

「テリンノム」
韓国人スジョンの友だちボブに今は使っていない101号室を倉庫として貸すことに。ボブは駅前のセレクトショップで働いている。ところが、ボブの荷物が盗まれた。そしてどうやらスジョンは盗んだやつを知っているらしい…

「住民祭-La fete des voisins-」
昔101号室に住んでいたというソウジロウさんが訪ねてきた。近所の久保田さんが自宅玄関前で亡くなり、外国人風の人を見たという目撃情報からランタン楼の住人が疑われた。

「エキストラ」
ひょんな事から映画に出る事になった瑞輝。そしてその頃、ランタン楼を買いたいという中国人が現れた。何件もの物件を手がけるその中国人だが手付金を払う日になっても音沙汰がなく、瑞輝は自ら調べる事にした。が、何者かに狙われているような気がする…

| 本:や行(その他の作家) | 21:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
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