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「シューマンの指」奥泉光
JUGEMテーマ:読書


シューマンに憑かれた天才美少年ピアニスト、永嶺修人。彼に焦がれる音大受験生の「私」。卒業式の夜、彼らが通う高校で女子生徒が殺害された。現場に居合わせた修人はその後、指にピアニストとして致命的な怪我を負い、事件は未解決のまま30年の年月が流れる。そんなある日「私」の元に修人が外国でシューマンを弾いていたという「ありえない」噂が伝わる。修人の指に、いったいなにが起きたのか。鮮やかな手さばきで奏でる“書き下ろし”長篇小説。

奥泉さん、初めて読みました。

手紙から始まる物語。そこに書いてあるのはドイツで勉強する男が「指を切断したはずのピアニスト永嶺修人が、なぜ、コンサートでピアノを弾いていたのか?果たして、彼の指は、本当に再生したのか?」とハイテンションで書いてきています。そこから主人公の「私」が高校時代を回想し、永峰修人との出会いと交流が描かれる。
切断した手を再生してしまったと手紙に書かれていた永峰修人。子どもの頃から話題となっていた天才ピアニストで、美少年かつ頭脳明晰。ところが彼の心には闇の部分がある。母親は有名なピアニストだが、幼い頃父親と離婚している。そんな修人が「私」の通う普通科の高校に入学し、音楽大学を目指して猛勉強中の「私」の前に現れて軽蔑とも激励ともつかぬ謎めいた言葉を吐く。たまに一緒に帰った時に聞く「シューマン論」しかし彼の演奏を聴く機会はなかなかめぐってこない。たった3回を除いて。

とにかく修人が語るシューマン論が長いのです。途中YouTubeで出てくる曲を探して聴いてみたりするのですが、もうなんだかさっぱりわからない。

修人がひとり深夜の高校の音楽室で「幻想曲 作品17」を演奏するあたりから物語はちょっと違った方向に。修人の演奏を「私」は偶然耳にするのです。それは修人の演奏を聞く2回目の出来事。幻想と情熱の織り合わされた第1楽章、そして行進曲風のリズミカルな第2楽章と進み、あの静謐で、天国的な、疑いなくシューマンが作り上げた最も美しい音楽である第3楽章が奏でられているさなか、闇を引き裂く叫び声があがる。深夜のプールで殺人事件が起こったのである。いったい誰が?

そして3回目の演奏は蓼科で。その時、修人は指を切断してしまうのです。

そこでやっと最初の手紙に出てきた「あの事故」が登場してすっきりと思ったのですが、最後の最後に「私」の妹が先生に宛てた手紙が出てきます。その手紙にビックリ。私にとってはなんとも後味の悪い結末でした。
| 本:あ行(その他の作家) | 22:04 | comments(2) | trackbacks(2) |
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コメント
こんばんは。
こちらにもお邪魔します。

シューマンの話、長かったですねー(笑)
ラストはいろいろな意味で衝撃的でしたし。
これって年末のミステリランキングでも評判にもなっていましたよね。
でも私には恋愛小説のように思えました。
| ia. | 2011/06/25 12:59 AM |
ia.さん、おはようございます。

話題になっていたので借りたのですが
とにかくシューマンの話が長かった!!!
目が文字の上をすべってましたよ(笑)

ラスト、えぇ?えぇ??そして最後にえぇ??????と
なんだかビックリしたまま終わりました。
| なな | 2011/06/26 8:58 AM |
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シューマンの指
著者:奥泉 光 出版:講談社 感想: 『シューマンの指』は年末のミステリーランキングにもランクインされていた作品。奥泉光さん、初読みというか今回はじめてお名前を知りまし ...
| どくしょ。るーむ。 | 2011/06/25 12:48 AM |
シューマン愛
小説「シューマンの指」を読みました。 著者は 奥泉 光  シューマンという題名からもわかるように 音楽がテーマとなったミステリー 前半はシューマン論が語られていき まさに音楽蘊蓄 後半 殺人、ミステリー色になっていきました とはいえ、比重はシューマン 著者
| 笑う学生の生活 | 2011/08/06 2:44 PM |