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「末裔」絲山秋子
絲山 秋子
講談社
(2011-02-16)

JUGEMテーマ:読書


誰もいない家から閉め出された定年前の男は、漂泊を続けながら、幸せの日々、本当の教養などに思いを巡らす。そして自らの存在を確かめるために行動を起こした。

絲山さんの小説って本当に感想が書きにくい。今回は自分のルーツを知る定年間近のおじさんの物語。ゴミ屋敷となっている家の鍵穴がなくなり、家に入れなくなったところから物語りは始まるのですが、どうなっちゃうのか興味津々でした。
家の鍵穴がない!そんな風に始まった定年を控えた省三の放浪記。鍵穴がなくて家には入れない。隣の犬はワンワンほえている。庭のほうに回ればいいのだが、長年放置しているゴミが邪魔で庭に行けない。そして雨も降ってきた。そんな状況で息子に電話するんだけど、息子は嫁のいいなりなので「家においで」とは言わない。仕方なく新宿をさ迷う省三。

そこで出会った乙という自称お金持ちの占い師にホテルを紹介されそこから仕事に通ったり、乙がここにいるべきではないというので、鎌倉にあるなくなった叔父の家に行ったり。

電車の中で犬を膝に抱えてる女性とのやり取りや、鎌倉で出会った夫婦の家にお邪魔したり、再婚した伯母が戻ってきたり。ずいぶん長いこと音信不通だった娘が鎌倉の家に泊まっていたり。どこからどこまでが省三の妄想なのか?って不思議になります。

娘が抱いていた母親への思い、叔父の家で思い出した父の事、色々な事から自分のルーツを探る省三。途中、どうなっちゃうんだろう?と心配になりましたが、アメリカに渡ったっきり行方不明だった弟が職場の女性ミミとアメリカで知り合っていて、結婚する事になったという話あたりから、空気がとても軽くなった気がします。
| 本:あ行(絲山秋子) | 22:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
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