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「白虹」大倉崇裕
大倉 崇裕
PHP研究所
(2010-12)

JUGEMテーマ:読書
 



仕組まれた謎、驚愕の真相。北アルプスの山小屋で働く元警官の五木健司はある遭難者を救助したことがきっかけで殺人事件の真相を追うことに…傑作長篇ミステリー。



警察官を辞めた五木健司は、毎年数ヶ月間北アルプスの山小屋で働いていた。歯医者に行くために山をおりる途中、偶然遭難者の名頃章を発見し救助した。それから暫くして名頃の恋人である奥村裕恵が山で命を落とした。そうやら名頃が裕恵を殺し、自らは自殺をしたらしい。以前あったときに名頃に感じた印象と、殺人が結びつかない五木。そんな時裕恵の父・奥村幸裕から「お前が名頃を助けなければ、裕恵は殺されることはなかった」と罵倒された。五木は自分が助けた男が元恋人を殺し、事故死したことに自責の念を抱える。山に入り、携帯の留守電を聞いたらその幸裕から「すまなかった」とメッセージが入っていた。電話するが通じず、幸裕は病死したという。五木はこの言葉を推理するうちに、名頃が裕恵を殺したのではないのではないかと疑問を持つようになる。五木は一人で真相を確かめるべく、山を降りた…

「辞職しなければいい刑事になった」と惜しまれた五木は鋭い勘の持ち主だった。その鋭い勘のために5年前に2人の若者を殺してしまったと自らを責め警察を辞めてしまったのだ。今回も山小屋に単独宿泊するといいながら来なかった名頃との電話での会話にひっかかりを感じ、自分が下山する時に名頃を見つけた。その名頃を助けたことで殺人が起きてしまった。そう考えた五木だが、殺された奥村の父親が亡くなる前に残したメッセージ「すまなかった」から名頃が裕恵を殺したのではないのかもと思い、幸裕の友人が送ってくれた裕恵の手帳に挟まっていた山の写真を元に1週間と区切って調査を始める事になった。



裕恵の父・幸裕が見つけた手がかりを元に、裕恵がある人物の調査を依頼した探偵事務所をあたったり、裕恵が調査をお願いした池袋で流行の山岳専門のスポーツ用品店の社長・関根に会いに行ったり、昔関根がバイトをしていた山岳用品店を訪ねたり、少しずつ真相に近づいていったと思ったら…まさか!の展開でした。真犯人はそっちだったのね。でもだとしたら何で裕恵の手帳をわざわざ登山なんていう大変な思いをしてまで五木のところに届けたんだろう?



物語の中に出てくる「雪絵」雪解けの頃、山の斜面に浮かび上がる残雪の形が鶴の羽ばたきに見えるなんて。本当にそんな景色があったらすごいなぁ。

| 本:あ行(その他の作家) | 22:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
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