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「不思議な羅針盤」梨木香歩
JUGEMテーマ:読書


憤ったり寂しかったり納得したり、何かを慈しんだり発見したりうれしくなったり。そんな日常にあっては穏やかに南北を指す磁針では物足りず、心の深いところで「不思議な羅針盤」が欲しかったという著者。同じ年代の女性たちとおしゃべりするような心持ちで、同時に07~09年の社会的事象までも映し出した、万華鏡のようなエッセイ集。

07年から09年まで「ミセス」に連載していたエッセイだそうです。あとがきに「当時友人が悩み事を抱えて電話してきたり、食事に行ったりしたことが多かったので、その続きのように原稿を書いていた。なんだか同じ年代の女性たちとおしゃべりしているような感覚だった」とあります。なんだか納得。



「プラスチック膜を破って」で駅のホームで駅員さんが「ああ!」と言った後、みんなで暖かな笑いに包まれた話や、電車の中で蚊を殺すため順番に手を「パチン」としていた様子などがすごく微笑ましかった。

「魔女はきっとちょっかんを正しく使う」の中には小さな話がいくつか入っているのですが、どれもこれもいいなぁって思いました。「洗濯物をたたむ」の話に出てくるシーツにアイロンをかける話はいいなぁって思ったし「自分の場所」の自分が大好きな場所を持っていることはいいって言う話も好きだし「シロクマはハワイで生きる必要はない」の言葉。いじめなどでもうだめだと思ったら逃げる。そして「自分の好きな場所」を探す。ちょっとがんばれば、そこが好きな場所になりそう、というときは骨身を惜しまず努力する。逃げることは恥ではない。そんな事が書かれていました。素敵な言葉でした。
| 本:な行(梨木香歩) | 21:28 | comments(4) | trackbacks(1) |
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コメント
こんにちは。
梨木さんの綺麗な言葉遣いを楽しみながら読みました^^
駅のホームでの駅員さんの「あぁ!」のくだりは面白かったです。ああいう些細な事で、不思議な楽しい一体感が生まれたりするんですよね。
| 苗坊 | 2011/02/17 8:55 AM |
苗坊さん、こんばんは。

「あぁ!」はなんだったんでしょうね。
楽しい連帯感って素敵ですよね。
| なな | 2011/02/17 8:52 PM |
梨木さんのエッセィは最近読み始めたのですが、物語の背景になるものが見えてきて良いものですね
梨木さんのような感性で生きられたら素敵だな、と思います
| こに | 2011/02/18 8:53 PM |
こにさん、こんばんは。
梨木さんのエッセイを読んでいると
そのまま色々な物語の世界に弾きこまれてしまいます。
梨木さんの世界観に憧れます。
| なな | 2011/02/21 11:03 PM |
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