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「虹色の皿」拓未司
拓未 司
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2010-12-01)

JUGEMテーマ:読書


一流の料理人を目指して大阪の調理師学校に入学した小西比呂。しかし、憧れの本間シェフが経営するフレンチレストランでは想像もしないハードな毎日が待っていた。比呂がたどりついた「自分らしい料理」とは?

本の表を見たところコックみたいな人形だし、タイトルに「皿」って入ってるし、デビュー作と同じ流れなのかと思ったんだけど、今回は料理人を目指す若者の成長物語でした。

高校3年生、進路を決める時にたまたまTVで見たレストラン「シェ・ホンマ」の本間シェフにあこがれ料理人になろうと決心した小西比呂は大阪の調理師学校に入学する。1年間、料理について習った後、憧れの「シェ・ホンマ」の試験を受けて、多数の応募の中から見事に就職する事が出来た。ところが比呂を待ち受けていたのは厳しい現実であった…
たまたまテレビで見たシェフの言葉に感銘を受け「料理人になって、シェ・ホンマで働く」と決めた比呂。調理師学校で洋介、圭吾、俊夫や近所のビストロで働く学校の卒業生・美穂、学校でフランス料理を教えている梨本教授などと出会います。

人間関係がすごくいいんです。美形でセンスがよく、料理のカンもいい洋介が相談に乗ってくれるし、色々な事を助けてくれる。バイトしながら学校に通う生真面目な圭吾は就職しないでフランスに修行に行くという。空気が読めなくて、ネズミ顔をした俊夫は比呂と洋介の後を付回しては迷惑がられ、読んでる私を笑わせます。

梨本教授や近所のビストロで働く美穂のアドバイスを受け、難関の「シェ・ホンマ」の採用試験に無事合格した比呂は大喜び。ところが現実は厳しく、下働きばかりでしかられっぱなし。朝は誰よりも早く出勤し、帰りは誰よりも遅く帰宅。寝る暇さえない。本間が言っていることもわかるけど、洋介や俊夫が料理を作っているのに自分は皿洗や、言われたことさえ満足に出来なくて怒鳴られてばかり。同期の絵里が辞めてしまい、休みなしのクリスマスシーズンを迎えた時とうとう辞表を提出してしまうのです。暫くブラブラした後バーテンダーとしてバイトを始めた比呂。その店で料理を作ったり、美穂に久しぶりに会ったる、フランスにいる圭介からの手紙を読んだりして、自分はもう一度シェ・ホンマに戻りたいと強く願う。

とにかくシェ・ホンマでの比呂は辛そうな事は伝わってきました。いつやめてもおかしくない状態でしたが、バイクで転倒してしまいそのまま辞表を書くというのもわかる気がします。料理から少し距離を置いてたらやっぱりシェ・ホンマは素晴らしいレストランだって気がついたって言うのも「そりゃ〜そうでしょ!」って感じですが、まさか戻れるとは!まぁ、小説なのでありなんだけど、甘いなぁって感じはしました。最後まで読んで楽しかったのでいいんだけどね。

それにしても女の気持ちにはうとい男の子でしたね。二十歳までに女性と関係を持ちたい!からそれ程好きでもなかった絵里と関係を持ってしまったり、その後久しぶりに会った美穂の事がやっぱり好きなんだと気がついたり。

そういえば、物語の中に携帯が一度も出てこなかったのには驚きました。
| 本:た行(その他の作家) | 22:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
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