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「ロードサイド・クロス」ジェフリー・ディーバー
ジェフリー・ディーヴァー
文藝春秋
(2010-10-28)

JUGEMテーマ:読書


尋問の天才キャサリン・ダンス、ネットにひそむ悪意に挑む。陰湿なネットいじめに加担した少女たちが次々に命を狙われた。いじめの被害者だった少年は姿を消した。“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスが少年の行方を追う一方、犯行はエスカレート、ついに死者が出る。犯人は姿を消した少年なのか?だが関係者たちは何か秘密を隠している―。幾重にもめぐらされた欺瞞と嘘を見破りながら、ダンスは少しずつ真相に迫ってゆく。完全犯罪の驚愕すべき全貌へと。

キャサリン・ダンスが主役の物語の第二弾。前作「スリーピング・ドール」からほんの少し後の設定です。

人気ブログ「チルトン・レポート」の主宰者・チルトンは、地元で起きた事件、事故、政治的な動きに辛辣な批判を浴びせ、それぞれの記事にはたくさんのコメントが寄せられる。数カ月前、地元の男女高校生四人が自動車事故を起こし、二人が死亡、一人が重傷を負った。チルトンは道路標識について批判をしたのだが、コメント内で軽症で助かったドライバーの男子高校生の責任を問うコメントが書き込まれ、それからその高校生トラヴィスの個人情報が暴かれ、次から次へと悪意のあるコメントが寄せられた。そんな頃、トラヴィスをネット上で糾弾した女子学生が拉致され、殺されそうになった。その前日、女子学生が殺されそうになった場所近くの道路沿いに十字架が発見された。さらに第二、第三の十字架が…

最初に拉致された女子高校生に話を聞きに行くダンス。「キネシクス」のテクニックをフルに使って女子高校生の嘘を見抜きます。相手が上司だろうが、身内だろうが、恋人だろうが分析をするダンス。時には自分のストレスサインまでも自分で見抜きます。

ネット上で中傷されたトラヴィスはバイトに行くと行ったっきり行方不明になり、「チルトン・レポート」に書き込んだ人がどんどん狙われる。大学教授でコンピューターの専門家・ボーリングの手を借りて、匿名で書き込んでいる被害者になりそうな人を探し出し、トラヴィスが隠れそうな場所を探すダンス。

日本でもネット上の言葉などがありますが、アメリカも同じように新しい言葉がどんどん作られているんですね。Eを3と書いたり、わざとつづりを間違えたり。オンラインゲームの世界もすごいです。実際に会った事がなくても、ゲームの中で結婚したりするんですから。ほとんどの人は匿名でコメントを書いているのですが、「でも何かしら自分の情報を流している」というようなことをボーリングが言います。怖いことです。

日本でのネット上でのイジメや引きこもりについても出てきました。京都で起きたというそのネット上のイジメって本当にあったことなのかしら。しらないなぁ。

次から次へと殺人がおき、新たな殺人を防ぐために犯人の一歩先を行かなければ行けないというのに、ダンスの母親が病院内で自殺幇助をしたと言う事で殺人容疑で逮捕されるのです。そんな事ある訳ないとは思いながらも、当時の母の言った言葉などを思い出し「もしかしたら…」と思うダンス。さらに母親は自分に向き合ってくれない。

ダンスはお母さんに対して「もっと甘えたかった」って気持ちを子どもの頃からもち続けていた。そんな印象です。予想通りお母さんは釈放されるのですが、真犯人はちょっと以外というのか、そんなのあり?って感じです。

ロードサイド・クロスの犯人は…きっとまた忘れちゃうのでここに書いちゃいます。チルトンが書いたほかの記事で死んだ牧師の身内かと思いきやチルトン自身。しかも友人の元妻との不倫がばれないようにするためというなんとも情けない動機。(だったよね???本が手元にないので、すでにうろ覚えなのが情けない)

3年前に夫を亡くしているダンスですが、ちょっとロマンスもあっていいんです。最初に前回の事件の真犯人を追い詰めるための裁判の準備のためにオニールと出かけるダンス。そんな状況を楽しもうかと思った矢先に「ロードサイド・クロス」事件が始まるのですが、オニールと組んで仕事が出来るのは嬉しい。ダンスがデートをするのを許さないウェスもオニールの事は大好き。でも、オニールには奥さんがいる。そんなモヤモヤした気持ちを持っています。そして今回手伝ってもらっているボーリングは頭の回転が良くて、話をしてもひねりの聞いた返しがあり、会話をしていると楽しい。ネットゲームに詳しいボーリングにウェスはこだわりなく話をする。オニールとボーリング、2人の間で揺れるダンス。ラストに2人がダンスの家ではちあわせしてしまうのですが、へぇ〜って感じの結末でした。
| 本:海外の作家 | 22:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
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