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「冷たい校舎の時は止まる」辻村深月
JUGEMテーマ:読書


雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう―。「俺たちはそんなに薄情だっただろうか?」なぜ「ホスト」は私たちを閉じ込めたのか。担任教師・榊はどこへ行ったのか。白い雪が降り積もる校舎にチャイムが鳴ったその時、止まったはずの時計が動き出した。薄れていった記憶、その理由は。

辻村さん新刊を読むたびに「最初から読みたい」って思ってたのですが、やっと手にしたデビュー作。8月に上・中・下の3巻に分かれているノベルズの上巻を読み、9月には中巻を読んで、なかなかいいペースだと思ってたのに、下巻を読むのがすっかり遅くなり、内容もすっかり忘れてしまっていたので、文庫の下巻を借りてそれまでの話をおさらいしながら最後まで読みました。

高校三年生の辻村深月、鷹野博嗣やクラスメイトはある雪の日、いつもどおり高校にやってくる。しかし学校に来たのは鷹野、深月、菅原、梨香、充、景子、昭彦、清水の8人だけで、先生さえも来ていない。雪で学校が休みになったのに担任の榊が連絡をし忘れたのかとのんびりと話をしていたが、なぜか昇降口の扉も窓も開かず、電話も通じない。気がつけば時計は5時53分を刺したまま動かない。焦った8人は2ヶ月前、学園祭の時に自殺したクラスメイトの名前を思い出せないことに気がついた。8人のうち誰かが自殺していて、みんなが忘れていることを怒ってここに閉じ込めているのでは?と考えた。8人が仲良くなったのは深月が仲良かった子から嫌がらせを受け、悩んでいた事がきっかけだが、その事は今回の事と関係があるのか?自殺したのは誰なのか?疑心暗鬼はどんどんふくらみ、彼らは追いつめられていく。そして一人ずつ消えていく…
校舎に閉じ込められてしまった8人。時計は5時53分で止まり外には出られない。8人それぞれに背負わなければならない過去があり、閉じ込められた校舎のなかで過去と向き合うのです。

片瀬充や清水さんなど最初に語られた人たちの事はなんだかうろ覚えです。充は誰にでも優しくて、人とぶつかるのが怖い。弱い立場の人にも優しくするから、頼られるんだけど、そこまで責任は取れずに相手に哀しい思いをさせてしまったことがある。そんな事を話していたなぁ。清水さんは「光待つ場所へ」で読んだ清水さんだったので、清水さんが自殺した訳じゃないし、それに伴い鷹野も自殺していないんだって言うのを知ってしまった感じ。あの本では鷹野には誰か想う人がいるって感じだったから、一番怪しい深月だって自殺していないんだなって思ってたし。

口調が男っぽい景子ですが、生徒会長である祐二に寄せる想いや、祐二から告白された時の2人のやり取りが「いかにも」優等生の2人らしくて…最後の後日談を読んでニヤニヤしました。

菅野の章が一番印象深かったです。菅野が中学生の頃通っていた「ひまわりの家」での2人のヒロとのかかわり。3歳年上のチサトとのやり取り。ピアスの意味。

自殺した人には「えぇ、そっちだったの!」と驚きましたが、(ネタバレしてます)それ以上に菅野君が榊だったとは。そういう目線で読み返してみると「なるほどね」って思う部分はたくさんある。鷹野君の名前は博嗣だしね。深月もみーちゃんとして登場していましたね。「榊はどこに行っちゃったんだろう」「サカキくんが私たちを見捨てるはずがない」なんて言われていたけど、菅野はなんとも思わなかったのかな。そういえば、菅野君はそういう発言を一度もしていないのかな…

| 本:た行(辻村深月) | 22:31 | comments(2) | trackbacks(2) |
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コメント
こんにちは^^
この本、面白いんですけど、ちょっと長いからずーっと読むのって大変ですよね。
出てくる人たちのいろんな悩みや葛藤が細かく書かれていて分かりやすかったです。
ネタバレの部分は全く気付きませんでしたし、自殺した人もそっちだったの!?と同様の感想を持ちました。
辻村さんの作品って、いろいろリンクしているので順番に読まなきゃと思うのでなかなか読み勧められません^^;
光待つ場所へも読もうと思ったらたくさんいろんな人が登場するらしいとわかってまだ読んでいませんし・・・
といっても、その新しい本を読む頃には以前に読んだ本の内容は忘れちゃってたりするんですけども・・・
| 苗坊 | 2010/12/13 9:49 AM |
苗坊さん、こんばんは。
本当に長い物語でしたね。
一人ひとりの今の気持ちや生い立ちなど、入り込んで読んでしまいました。

「光待つ場所へ」はこの物語の後の清水の事が書いてある短編が入ってました。

新刊が出るとついつい手にしてしまう私ですが
今年は既刊も結構よめました。
| なな | 2010/12/14 8:53 PM |
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