CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
カウンター
グリムス
MOBILE
qrcode
<< 「四十九日のレシピ」伊吹有喜 | main | 「おやすみラフマニノフ」中山七里 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
「貴族探偵」麻耶雄嵩
麻耶 雄嵩
集英社
(2010-05-26)

JUGEMテーマ:読書


本格愛好家へ贈る、ディテクティブ・ミステリーの傑作!!自らは推理をしない「貴族」探偵、登場。推理などという〈雑事〉はすべて、使用人任せ…。「趣味」探偵の謎の青年が、生真面目な執事や可愛いメイド、巨漢の運転手などを使い、難事件を解決する。知的スリルに満ちた本格ミステリー!麻耶雄嵩5年ぶりの最新刊。

麻耶さん初めて読みます。なんとなくタイトル見たら面白そうかなって思って借りて見ました。5つの短編。

若くてだけど口ひげを蓄えた名家主審の貴族で、運転手・執事・メイドなどの使用人たちに御前様と呼ばれている人呼んで「貴族探偵」まずは、使用人を従える貴族ってどんな人種?って所から疑問だし、若くて口ひげを生やしているっていう顔が全く思いつかない。なかなか難しい読書でした。

その貴族探偵。探偵とはいいながらも自分は全く動かず、メイドに紅茶を持ってこさせ、そこにいる女の子を口説くのが唯一の仕事って感じ。殺人事件の捜査を使用人がするだけでなく、犯人を当てるのだって使用人がするのです。毎回繰り返される「貴方は推理しないの?」の質問に「そんなもの使用人に任せておけば良いのです」といっちゃうのです。やっぱり只者ではない感じ。
「ウィーンの森の物語」
会社の社長を山荘の一室で殺した。愛人と後妻の諍いに疲れて自殺と言うことにしようと思ったが、思わぬところで失敗をしてしまった。次の日の朝、営業部長の正津はなかなか起きてこない社長の様子を見に行って、社長が死んでいるのを発見した。一見自殺のようだったが、ある物証は明らかに他殺であることを示していた。

貴族探偵登場です。まったく動かないし、推理は執事がやっているし、私だって「本当に探偵ですか?」って聞きたくなっちゃいました。密室にしようと思っていたのに失敗。かと思ったら、実はその後犯人の努力があったのね。

「トリッチ・トラッチ・ポルカ」
強請りをはたらいていた女性が殺害され、頭と腕がない状態で発見された。容疑者は高校教師の男。男は遺体の頭部を埋めている姿を見られていたのだ。

あっさりと終わってしまったって感じ。

「こうもり」
ストーカーに悩まされていた紀子は絵美が付き合っている男性に紹介してもらって高級旅館風媒荘に泊まりにていた。そこで作家の大杉道雄と堂島直樹に出会う。近くで蝶陣祭という祭りを見に来たらしい。蝶陣祭の日、祭りは見ないで大杉夫婦とドライブに行こうと思っていた2人だったが、大杉の義妹・佐和子が殺されてしまった。

最後まで読み終わってえぇ!って驚いてしまった。こんな風なのってありなの?ランチの場面の文章がどうもわかりにくいなぁって思いながら読んでいたんだけど、わかりにくさはわざとだったのね。犯人の動機がよくわからなかったな。

「加速度円舞曲」
突然落下してきた岩にぶつかり、車が故障してしまった美咲。そこに偶然通りかかった貴族探偵。岩は上に住んでいる担当する作家の家から落下していたらしい。

部屋の見取り図や家の見取り図があって、なんだか推理小説って雰囲気でした。それにしても犯人、全く何も出来ずだったねぇ。

「春の声」
皐月の従妹弥生は、家のために三人の婿候補からの選択を祖父から迫られていた。弥生の祖父は明日までに結論を出せといった。三人の候補が集う夜、その内の一人から電話があり「一人が亡くなっている」と。その電話の途中で話している人も突然話をしなくなった。

まさにエッシャーの騙し絵ですよ。よくこんな事考え付くものです。
| 本:ま行(その他の作家) | 22:58 | comments(4) | trackbacks(3) |
スポンサーサイト
| - | 22:58 | - | - |
コメント
こんばんは^^
私もこの作品が初読でした。
面白かったです。
でも、この探偵が解決したのかどうかが最後まで疑問だったのですが^^;使用人たちが頭が良かったっていうオチなんじゃ。って、考えてしまいました。
| 苗坊 | 2010/12/09 12:11 AM |
苗坊さん、こんばんは。
面白かったですよね。
貴族探偵は解決していないですよね。
ただ、そういう有能な人をもてるだけの能力があるだけ。
調査をさせて、お茶も入れさせて…
| なな | 2010/12/09 9:38 PM |
こんばんは。
若くて口ひげを生やしているって、私もなかなかイメージできませんでした。
明治維新の政治家みたいな感じかなぁと思ったり。
意外とサクサク読めて面白かったですね。
使用人が推理をするという強引な理屈なのに、結構納得しちゃいました。
| ia. | 2010/12/20 9:57 PM |
ia.さん、おはようございます。
そうなんです!イメージしにくいですよね。
ヒゲあるっていうとどうしてもお爺さんを想像しちゃって…
名探偵は使用人たちなのに、そんな人たちを使う能力がある
自分が「探偵」だと名乗っちゃうのがおかしかったです。
| なな | 2010/12/21 9:44 AM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://nanamemo.jugem.jp/trackback/2331
トラックバック
貴族探偵 麻耶雄嵩
貴族探偵クチコミを見る 「ウィーンの森の物語」 都倉計器の社長、都倉政一が死んでいるのが見つかる。密室だったため、始めは自殺とされていたが、他殺の証拠が残されており、殺 ...
| 苗坊の徒然日記 | 2010/12/09 12:10 AM |
貴族探偵
麻耶雄嵩著「貴族探偵」を読了しましたー!!<読書日記>とか銘打っているわりには、最近小説の話題が少なくて、心苦しい限りだったのですが・・・(^^ゞなかなか本を読む時間と気力がなくて、ついついドラマや映画を優先してしまうんですよね。 で、今回久々に推理小
| Yuhiの読書日記+α | 2010/12/09 12:28 AM |
貴族探偵
著者:麻耶 雄嵩 出版: 集英社 感想: 『貴族探偵』は自らは推理しない探偵が登場する異色の推理小説。 鮮やかに事件を解決するのは『貴族探偵』の使用人たち。「あなたが推理す ...
| どくしょ。るーむ。 | 2010/12/20 9:42 PM |