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「妻の超然」絲山秋子
JUGEMテーマ:読書


文学がなんであったとしても、化け物だったとしても、おまえは超然とするほかないではないか。「妻の超然」「下戸の超然」「作家の超然」を収録した異色の三部作。

久しぶりの絲山さん。絲山さんの本の感想はすごく書きにくいのですが、今回も「いいなぁ」「好きだなぁ」って思う文章がいっぱいありました。
「妻の超然」
浮気をしている5歳年下の夫・文麿と暮らす理津子。

午前十時にたたみの真ん中に正座して瞑想する理津子。題して「一人グーグル」笑っちゃいます。浮気している夫が「そのうち相手に飽きられる」と思いながら、超然と観察しているのですが…それが超然ではなかった気がつくラスト。なるほどねぇ。旅行から帰ってきて、家の中に自分のでも夫の物でもない陰毛を見つけた理津子がどうしようか考えるのです。サンドイッチに挟むだとか、名刺に切り込みを入れて挟むだとか。そんな事を考えた後に取った行動が「落し物です」って書いてトイレの壁に貼るですから。すごい。すごい。私だったらどうするかなぁって暫く考えてしまった。こんな風に間接的に責めることは出来ないなぁ。

「下戸の超然」
九州の大学院を卒業して、メーカーに就職してつくばに住んだ広生。彼女が出来たのだが。

下戸の広生は職場でも恋人といても、つねに醒めている。結婚をチラチラとほのめかす彼女。家に来るたびお酒を飲む彼女。そんな彼女に「超然としている」と非難されます。こんな彼は嫌かも。でも、ボランティアにのめりこむ彼女も困る。

「作家の超然」
喉に腫瘍ができた作家の物語。

「おまえ」という二人称で書かれた物語。独身の女性が入院する時の寂しさがチラリと見えました。「文学とは何か?」と問いかけ「超然とするしかない」といいます。

| 本:あ行(絲山秋子) | 22:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
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