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「お別れの音」青山七恵
JUGEMテーマ:読書


すぐ隣で、ずっと遠くで、耳をすませばきっと聞こえる。芥川賞作家にして史上最年少の川端賞作家がすくいあげる6つの小さな奇跡。

なぜか飛鳥井千砂さん、朝比奈あすかさん、そして青山七恵さんが混ざっちゃう。同じ頃に読み始めた作家さんたちだからなのかしら。みなさん、主に女性の主人公の日常を書いているからなのかしら。読んでしまえばそれぞれ印象が違うし、私の中で「好き」な順位もあるんだけど、読む前にタイトルと名前を見ると「で、誰だっけ??」って。不思議。全員「あ」から始まる名前だからかしら…

どの話にも「別れ」があります。が、恋人との悲しい別れとかではなく、主人公の日常を切り取った感じ。主人公の日常だったら柴崎さんの方が好きかも。
「新しいビルディング」
マミコが働くビルの前に新しいビルが建つ。入社して3ヶ月、一緒に働くフジクラさんは妊娠して辞めるらしい。働き始めてからずっとフジクラさんとは話をしないで仕事が終わる。

「お上手」
ヒールのかかとが壊れたので地下広場にある靴修理屋で直してもらった。後輩のヒールに傷がついたので、その修理屋のことを教えたら「好きそうな顔だ」といわれた。それから何度か修理屋に行ってみた。

「うちの娘」
都心のビル街にある大学の学食で働く雪子は毎日2時頃にやって来てわかめうどんを注文する綺麗な女の子を自分の娘だと想像してみている。実際には夫と息子2人の生活。

結婚するまで妄想するのが好きだった雪子。わかめうどんの女の子を娘っていう設定で久しぶりに妄想スイッチを入れる。

「ニカウさんの近況」
二飼という男性から来た退職を報告するメール。その人に覚えはない。

見知らぬ誰かからメールが届いたら…どうするかなぁ。教えてあげる?それとも知らんぷり???主人公は知らんぷりしてます。さらに、家の電話に間違えてファックスが届きます。そのファックスが図面なんだけど、送り返すことはせず、頭の中でその図面を立体化してみる主人公が面白かった。

「役立たず」
配送ドライバーをやっている阿久津は週刊誌の似顔絵に毎週応募している。その理由は今晩あう弥生という女性のためだ。弥生は大学時代の同級生。阿久津は別の女の子と付き合っていたが、なんとなく気になっていた。

付き合っている女が重いと感じる阿久津。大学時代に付き合っていた女の子なんて病院にいるというんだから。どんなひどい付き合い方、別れ方をしているんだろう。ちょっと「やったね!バチがあたったんだ」って思えるラストでした。

「ファビアンの家の思い出」
私がファビアンの家に行ったのは今から15年前の夏だった。その頃学生だった私はイギリスに留学している友人から一緒にスイスに行こうと誘われたのだ。友人の友だちの家に2泊3日。それがファビアンの家。

とにかくチーズにあたってひどい目にあった2泊3日。帰ってからずっと文通をしているっていうのが素敵だなって思いました。
| 本:あ行(その他の作家) | 21:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
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