CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< September 2018 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
カウンター
グリムス
MOBILE
qrcode
<< 「モンスター」百田尚樹 | main | 「この国。」石持浅海 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
「昆虫部」椙本孝思
椙本 孝思
幻冬舎
(2010-05)

JUGEMテーマ:読書


「つまんねー」「くだらねー」「やる気しねー」と生きることから逃げてばかりいた高校生がひょんなことから入部したのは、校内一マイナーな「昆虫部」。昆虫の驚くべき生態を知れば知るほど…。

図書館のYAコーナーにありました。

すべてから逃げて、一段高いところからクラスメイトたちを見下ろしている気分の小栗颯太郎。昼飯は中庭のベンチで一人で食べるのが常だったが、ある日木陰から女の子がこちらを見ている。その女子は手塚蛍といい、部員が2人だけという昆虫部にら勧誘されたのだ。なんとなく部室に行ってみると部長はクラスメイトの航平だった。航平はクラスで軽くいじめられているのだ。そのイジメをなくすために3人が立てた作戦は、幻の蝶を探すこと。そうやって昆虫部にどんどんはまっていった颯太郎。
蛍の勢いに負けてなんとなく顔を出した昆虫部。部長の航平がクラスではいじめられているのに、昆虫に関してはすごい知識を持っている事を知り、昆虫部の顧問が20年前に見つけた幻の蝶を探しに行く手助けをすることになった颯太郎。ところが、探しに行った場所はお寺の敷地内で苦情がきてしまった。この先昆虫採集が出来なくなる?昆虫部、活動の危機です。そこで颯太郎が考えたのが文化祭で昆虫を中心としたテーマパーク『インセクトパーク』を開催し、昆虫部の活動を見てもらい、知名度を上げようという作戦。美術部、文芸部、工作部、吹奏楽部に園芸部、演劇部から軽音楽部と各クラブを巻き込んでの一大イベント。

企画提案した颯太郎は走り回って各部の連絡係をつとめるのです。なんとなくどこにも所属できないって思っているんだけど、周りから連絡係として、イベントのまとめ役として評価されていることをしった颯太郎。少しずつかわっていく姿がすごくいいです。

各話の最初に昆虫の生態や特長なんかが書かれていて、各章の内容もその昆虫にちょっとからませてあったり、色々な昆虫の不思議な生態を知ることも出来ます。

9月の中庭に始まり11月の中庭に終わる物語。最初と最後に、同じ文章で始まりながらも、颯太郎の心の中が全く違うことがわかる文章が印象的でした。

それにしても蛍。クロシジミというよりベルシカラーボタルのように怖ろしい。でも、メスって所詮そんなものだよね。
| 本:さ行(その他の作家) | 22:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | 22:07 | - | - |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://nanamemo.jugem.jp/trackback/2249
トラックバック