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「オーディンの鴉」福田和代
JUGEMテーマ:読書


近々の閣僚入りを確実視されていた国会議員・矢島誠一は、東京地検が彼の家宅捜索を行う当日の朝、謎の自殺を遂げた。真相を探る特捜部特殊直告一班の湯浅と安見は、自殺の数日前から矢島の個人情報が大量にネットに流れ、彼を誹謗する写真や動画が氾濫していた事実に辿り着く。匿名の人間たちによる底知れぬ悪意に不安を覚える二人だったが、やがて彼らにも、犯人による執拗な脅迫が始まる……。

あっという間に読んでしまいました。でも、こういう事って起こりうることなのかしら?すごく怖いです。

主事能の湯浅雅彦は東京地検特捜部に勤めている。家宅捜索を行う予定にしていた矢島議員が当日の朝、自殺をしてしまった。矢島は防衛省が次年度予算申請を進めている、次世代ミサイル防衛シムテム購入に関して、業者から違法な政治献金を受け取り、便宜を供与したとの疑いをもたれていたのです。矢島の自殺の理由は何なのか?特捜部の若手・安見は矢島議員がネット上で中傷されていたことを突き止めた。動画やブログへのコメント、個人情報や一日の行動、愛人の名前や一緒にいる時の写真、メールの内容などがネットに載せられていたのだ。湯浅と安見は汚職事件の捜査と同時に矢島議員の個人情報漏洩時間について調査を進めることにします。汚職事件の方では矢島と納入業者を引き合わせた男として、政財界の暗部を泳ぎ回っている影の大物、瓶子剛造が浮かび上がり、事情聴取をするが瓶子はサラリと流します。しばらくして、湯浅と安見宛てに差出人に『オーディンの鴉』と印刷された封筒が届きます。中には防犯カメラで撮影された写真が一枚。安見が知り合いのコンピューター・セキュリティの専門家に会いに行った次の日に、遺体で見つかります。湯浅は安見の友人・ハジメを探します。ハジメの話から安見が殺される前に行ったらしい場所がわかります。それは瓶子が理事として名前を連ねている企業だった。瓶子に迫る湯浅ですが、瓶子は湯浅に脅迫めいた言葉を言います。
安見が死に、一人で頑張る湯浅。白血病で入院している娘と看病している妻が狙われ、自分は指名手配。そこからどうやって挽回していくのか???面白かったです。

毎日ネットはするし、どこかにある防犯カメラに顔はうつっているだろうし、パスモはつかってるし、カードで買い物もする。「オーディンの鴉」こんな組織があって、全ての情報を得る事が出来たら…本当に怖いです。見えない敵だし、絶対に逃れることは出来ません。実際に可能な話なのかしら???怖すぎます。そういえばジェフリー・デーバーの「ソウル・コレクター」も似たような話で、あの時もゾッとしたのを思い出しました。

こんな組織はもちろん許せないんだけれど、その情報に便乗するようにネット上であおり、いたずら電話をかける人たち。普通の人たちなんだろうけど、匿名性があるから出来てしまうんでしょうね。怖いです。まぁ、最後は相手の行動を逆手にとって、対決したんだから、仕方ないのか。でも、最後の最後に「オーディンの鴉」の存在はそのままって感じでした。やっぱりその情報ってすごく便利なんだろうなぁ。

最初からネットでの矢島議員への攻撃について調べる湯浅と安見に対して否定的だった人。怪しいとは思ったのです。
| 本:は行(その他の作家) | 20:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
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