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「はじめまして、本棚荘」紺野キリフキ
JUGEMテーマ:読書


本棚荘の大家さんは言う。「昔は本がお家賃だったのよ」と。中にも外にも本棚だらけのそのアパートに越して来た“わたし”。そこで出会ったのは、猫芝居をなりわいとする猫遣い師、本棚に捨てられていたサラリーマンなど、やっぱりへんてこの住人たち。どこかいびつで、とげを抱えた彼らに触れるうち、少しずつ“わたし”のなかで何かが変わり始める…。

アンソロジー「好き、だった。はじめての失恋、七つの話」で最初の「201号室 とげ抜き師のいた部屋」を読んで面白そう!って思ったのでした。

東京に住む「とげ抜き師」の姉から、外国に行くので留守番をしてくれと山から呼び寄せられた妹は、姉の住んでいた「本棚荘」に住むことになる。本棚荘の大家さんは「昔は本がお家賃だったのよ」といい、部屋の中にも廊下にも本棚がいっぱい。姉を頼ってトゲを抜いてもらいに来る人。働かない猫遣い師。寝てばかりの大学生。そして泥だらけの野良サラリーマンまで住み着いてしまった。

とにかく風変わりな人ばっかりです。

姉を頼ってトゲを抜きにきた女性・百合枝さんの背中には双葉が生えている。周りのコリをほぐしながら葉を抜くのですが、また葉っぱは生えてきてしまう。

猫遣い師の男の人は家賃も払わずにいる。わたしに「お姉さんに貸したお金を返して欲しい。半額でもいいから」と言ったりします。猫遣い師は家々を回って、いかず後家のお嬢さんがいる家で猫芝居をするのだが、最近は猫遣いはへりいかず後家のお嬢さんたちはドアを開けなくなったという。

203号室のヒナツさんは「本棚荘の眠り姫」と言われるくらい昼夜をとわず寝てばかり。そのせいで大学は留年に留年を重ねている。アメリカに留学するという医者の弟が「姉のことをおねがいします」とわたしに頼んだ。どこでも寝ちゃうヒナツさんは「白馬に乗った王子様が迎えに来る」と言ってみたりします。服を全部洗っちゃったから、コートの下は素っ裸で大学に行ったりもするのです。

時々本などが捨てられている本棚荘。そこに野良サラリーマンが捨てられていた。拾うのはよくないともう一度捨てたのだが、ヒナツさんがコッソリとつれて帰っていた。野良サラリーマンの体のいたるところにトゲが生え、食事もママならない様子。土を拾っては雑草を植えている。

そして外国に行ったとげ抜き師の姉も妹のメールには全くちゃんとした返事をよこさない。2人の出身地「山」っていったいどんなところなんだろう?トゲを抜く仕事ってどんななんだろう?そんな事が気になりました。

| 本:か行(その他の作家) | 19:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
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