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「王国<その4>アナザー・ワールド」よしもとばなな
JUGEMテーマ:読書


視力の弱い占い師のパパ、薬草茶作りの達人のママ、そしてパパを愛するパパ2…。3人の親の愛を一身に浴びて育った片岡ノニは、陽光降るミコノス島で運命の出会いをした。その相手は、“猫の王国の女王様”と死に別れた哀しみの家来・キノだった。

「王国<その3>ひみつの花園」を読んだのが2005年12月。その感想の最後に「「その4」は又忘れた頃に出るんでしょうね…」なんて書いていた私。やっぱり忘れた頃に出ました!

物語を語るのは片岡ノニ。名前を見てもぴんと来ないくらいに「王国」の世界を忘れていたんですけど、ノニが語る「パパは目がほとんど見えない人だった」「法律上の片岡パパ、パパ2」という事。そしてパパが死ぬ前に「雫石のいつも少し濃すぎるお味噌汁がひとくち飲みたい」であぁ!あの3人の子どもなんだ!って驚きました。

そんなニノが昔パパとミコノス島で2人で過ごしたときにパパから告げられた「恋愛抜きで猫の女王の家来といっしょにいるようになる」と言う言葉。そしてキノがその人だった。
ノニが生まれた後、雫石・楓・片岡の3人がいかにノニを大切に思ってきたかってこと。楓が亡くなっても、残された3人の中にいつも楓がいること。最後に片岡がノニに語った、雫石がノニを身篭った時の気持ちや、現在雫石に対して感じる気持ちなど。「王国3」の最後からずいぶんと色々な事が起こって、ここまで来たんだなって思いました。

沖縄に住む雫石を訪ねていったノニに雫石が語る「ノニが着たら、幸せだなって思って、顔色を見て、健康だなって思って。嬉しく思って、おいしいものを食べさせたり、喉の渇きを癒してあげたり、そういうことを大事にするってこと。それを疎ましいと思う自分だったら、自分の中にホコリがつもっていえるとおもって、掃除をする」って言うのは印象的でした。それにしても雫石ったらちょっとキャラかわってません?母は強しなのかな???


キノの亡くなった奥さん、猫の女王のマリさん。マリさん行きつけの喫茶店のマスターが「どうしてだか、あの人がいるだけでお店の中の空気がぱちぱちと音羽たてるくらいに新鮮にはじめるのが感じられた。…彼女がいるとあっという間に時間がたってしまったものだった。激しく何かを燃やして生きていたんだと思う」って。マスターは短い人生でも、気の毒とは思わないって言うけど、なんとなく哀しいな。
| 本:や行(よしもとばなな) | 20:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
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