CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
カウンター
グリムス
MOBILE
qrcode
<< 「セシルのもくろみ」唯川恵 | main | 「パスタマシーンの幽霊」川上弘美 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
「GEQ」柴田哲孝
GEQ
柴田 哲孝
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2010-02-26)

JUGEMテーマ:読書


1995年1月17日午前5時46分阪神淡路大震災勃発。事実を積み重ねれば、恐るべき“真実”となる。GEQ(大地震)の裏に隠された陰謀とは?読む者を震撼させずにはおかない驚異の長編ミステリー。

柴田さん、初読みです。新聞で見かけて面白そうって思って読んだのですが、9.11のことだとか、阪神淡路大震災だけじゃなく、四川省大地震・スマトラ島大地震などもからめているので、読んでいるうちに「これはノンフィクション?」って思ってしまいました。

日系三世のジョージ・松永はジャーナリスト。1995年1月17日、阪神淡路大震災が発生した時には現地で取材をしていた。その後アメリカに戻り9.11に遭遇。9.11についての本を出して以来、米政府や公安からマークされ日本にやってきた。ジョージに連絡をしたのは昔一緒に仕事をして、3年前にバンダ・アチェの地震で亡くなった吉村武士の知り合いの女性。彼女は吉村が残したメモをジョージに渡した。そこにリストアップされていた人に話を聞くうち、阪神淡路大震災に隠されている巨大な陰謀に気がついた。
最初に1995年1月17日の早朝、地震にあった人たちのことが書かれています。そしてその後、ジョージがそれらの人にインタビューをするのです。船の船長は大きな船が速度を上げて航海しているのを見た後、魚が水面に浮かぶのを見つけた。そして光が走るのを見た。関西空港に着陸しようとしていた飛行機のパイロットも同じような光が走るのを目撃。三宮駅に向って歩いていた女性はヒールのかかとがおれ、鞄の中身は全て出ていた。飲んで帰った男性は飼い犬が興奮して外に出たがっているのを見た。あの頃、ニュースで目にした風景が蘇ってくるようでした。

松永がインタビューするが、データーや記録などは火事で焼けてしまったり、突然なくなっていたりしている。誰かによって「掃除」されてしまっているのだ。そして度重なる偶然。偶然は要因が一つだから偶然であって、二つ重なれば偶然を疑うべき。三つ以上重なったらそれは靄は「偶然」ではなく「必然」だと。調べていくうち、阪神淡路大震災だけでなく、カリフォルニアの地震、バンダ・アチェの地震などが同じような大きさで同じような深さの地震で、関わっている会社も同じだったりするのです。

そして時代は北京オリンピックが起きる前。3月にチベット自治区のラサ市で大規模な暴動が起こる。その暴動は世界を動かし、各国で聖火ランナーが妨害された。このままではオリンピック開催は危ない?と思われたとき、四川省大地震が起きるのです。世の中の動きに疎い私ですが、各国で聖火ランナーが妨害されていたのはニュースで見ました。その原因がこういうことだったのか〜と今更ながらに納得(恥ずかしい限りです)で、四川省の大地震だったのですね。すごい偶然。フィクションなんだろうけど、人工地震を起こしたんじゃないかって疑いたくなります。

それにしてもたとえ人工地震が可能で、その地震がカンフル剤となって経済が発展したとしたって、すごく多くの人が亡くなるようなことしちゃだめですよね。次に起こる大きな地震に注目してしまうじゃないですか。東海大地震がくるってずっといわれていますが、大丈夫なのか?

松永が調べて本を出したとして書かれている911についての事。驚くことばかり。そしてその話に出てくる本が参考文献として後ろに書かれていたりするんですから。

とにかくフィクションとノンフィクションを上手に織り交ぜたすごく面白い本でした。

| 本:さ行(その他の作家) | 22:35 | comments(0) | trackbacks(1) |
スポンサーサイト
| - | 22:35 | - | - |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック
柴田哲孝(著)「GEQ」★★★★★
  『阪神淡路大震災』における隠された事実を追う傑作謀略ミステリ   フィクションとノンフィクションの境界線が分からなくなる...
| 子育てパパBookTrek(P-8823) | 2010/10/08 3:39 PM |