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「神様がすること」平安寿子
JUGEMテーマ:読書


物語を書くことにしか情熱が持てない安寿子が、40歳間近で願ったことを、神様は100パーセント聞いてくれた。願いが叶うまでの、長い長い物語。

お母さんが倒れられてから亡くなるまでの約8年間の事。お母さんの介護途中で亡くなったお父さんの事。お母さんとお父さんの関係。子ども時代のご自身のこと。
急性腎不全と心不全に肺炎を併発し、三日三晩鬼の形相で生の淵に踏みとどまったお母さんが、意識を取り戻した時に言った言葉が「83歳まで生きることにした」そんな風に始まった平さんの私小説。その時お母さんは77歳。入院していれば病院に様子を見に行き、家で介護もして、本当に大変だっただろうなって思いますが、そんな様子が全く見られない。

50代半ばを過ぎた平さんが「おばさんからばあさんへの移行期に入った」と書いてます。「歳をとると、前方に見えているのは「死」くらいのものなのよ。で、こればかりは考えてもしょうがないから、後ろをふりかえるしかないのよね。古い記憶ほど鮮明で、いろんな事が見えてくる。その面白さときたら、テレビドラマや映画の比じゃない。なんだって、主役は自分なんだから」ですって。

そして「老いるというのはマッチ売りの少女になることです」と。年老いたら、手にあるものは思いでをありありと呼び覚ます一箱のマッチだけだ。それだけを頼りに寂しさやつらさに耐えていたら、神様に赦されて、一番自分らしい場所に戻れるのだ」と。なるほどね。

とにかく、今の私にはいまひとつピンとこない介護や老後の事ですが、いつか「オォ!」と響いてくるんじゃないかなって思います。

しかし平さん、ご両親が亡くなる前から色々な事を「葬儀の挨拶で披露するんだ。ウケるぞ」と考えているのです。ちょっと面白かった。作家さんだからか?
| 本:た行(その他の作家) | 21:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
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