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「もう二度と食べたくないあまいもの」井上荒野
JUGEMテーマ:読書


気がつかないふりをしていた。もう愛していないこと。もう愛されていないこと。直木賞作家が美しくも儚い恋の終わりを描いた傑作。

短編なんだけど、色々な気持ちがギュギュっとつまってました。人を好きになる気持ちって自分では止められないし、相手が冷めてしまっても、片想いでもどうにもならないものなんです。

「手紙」「犬」「朗読会」が印象に残りました。

「幽霊」
家で料理教室をやっている亜希子。生徒が来る前にやってきた不動産屋が道一本隔てたところで売り出し中の建売住宅が立つ前に立っていた古い家について聞きたいという。亜希子は取り壊される前にその古い家に一度だけ入ったことがある。

「手紙」
入学してすぐにジャズ研で出会った拓郎と付き合ってもうすぐ一年の千穂。最近拓郎はちょっとヘン。千穂は拓郎の部屋で見つけたレポート用紙に書かれた手紙が気になる。

昔の彼女からの手紙が気になる。彼はなんだか冷たい。この恋の行き着く先がわかってるからこそ、千穂の気持ちに同調しちゃいました。

「奥さん」
ヴァンで団地にカレーを売りに行く男は、買いに来た奥さんとホテルに行く。

「自伝」
遠藤太郎の自伝を企画した皆子は真面目で勤勉な上司の谷と組んで仕事をしている。

「犬」
夫の同僚達とその家族で行ったハイキング。河原でバーベキューをしている時に後輩の保坂から飼っている犬の話を聞いた。夫が保坂がドイツに行くから犬を引き取りたいといわれる。私は保坂と最初に会った時に来ていた緑色のワンピースを探す。

誰にもいえない保坂への気持ち。そんな主人公の気持ちに全く気付かずに無邪気にも「犬を預かる」という夫。その夫への苛立ちがすごくよくわかりました。

「金」
妻と息子は仕事の都合で家を出て沖縄で暮らしている。惣太は妻が浮気をしているのではと思い、探偵事務所を訪ねては浮気調査の依頼をする。

妻の方が給料が高くて、残された家で一人グズグズしている惣太。浮気調査の依頼するばかりでなく、ちゃんと自分の仕事した方がいいのにって思うけど、とらわれちゃうとどうにもならないんだろうなぁ。

「朗読会」
土曜日の朝、夫が顔を洗っていた。土曜日、私は朗読会に行くといい真哉と会っている。

3年間も浮気をしているとわかっていながら、イヤミなのかギリギリの言葉を言うだけで毎週送り出す夫。そんな夫だから浮気しちゃうんじゃないのかな。

「オークション」
一緒に暮らし始めて3年。引越しをすることにした。

「裸婦」
彼・一郎と一緒に元夫・草の家族とペンションに泊まる。

タイトルにもなってる林の中をさ迷う裸婦。怖い。

「古本」
携帯に見知らぬ番号から電話がかかってきた。同僚の石坂の妻だと名乗る女性が、石坂と一緒にいたのだろうという。
| 本:あ行(井上荒野) | 21:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
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