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「リミット」五十嵐貴久
五十嵐 貴久
祥伝社
(2010-03-11)

JUGEMテーマ:読書


「番組を聴いたら、死のうと思っています――」ラジオの深夜番組に自殺予告のメールが届いた。ディレクターの安岡は放送のなかで自殺の翻意を呼びかけようと主張。だが、いたずらの可能性は否定できないと、局の幹部は安岡の訴えを退ける。パーソナリティの奥田も「死にたいヤツは死んだらええ」と取り合わない。焦る安岡。一年前、イジメを苦にして自殺した息子を救えなかった過去を持つ安岡には、このメールにこだわる強い想いがあったのだ。同じ過ちは繰り返さない。番組終了まで6時間半。狭いブースを舞台にラジオマンの熱き闘いの幕があいた!

タイムリミットがある中でどうするのか?そんな事が気になってあっという間に読み終えてしまいました。

夕方8時、ラジオの深夜番組「オールナイト・ジャパン」に自殺予告メールが届く。ディレクターの安岡は上司に知らせ、そこから警察にも相談する。「オールナイト・ジャパンのパーソナリティーを務めるお笑い芸人の奥田に自殺予告者を止めてほしいとお願いするが、奥田は自分のキャラじゃないと拒否。局の患部は「いたずらだった場合や予告者が自殺をしてしまった場合を考え、取り合わない方がいい」と決断を下した。11時半に第二の予告メールが届く。本番まで後1時間半。その日は奥田の番組の5周年記念と言うことで、2時間フリートークにする予定だった。番組が始まり自殺予告メールについては触れないといってた奥田が「自殺予告メールを送りつけてきた奴がいる。そんなアホな話があるか、とオレは言いたい訳ですよ」といい、その日の話題は全て自殺についてとなった。その間に、メールの発信源や予告者からの電話を元に予告者の居場所を探そうとする安岡たち。
予告メールが本物なのかいたずらなのか?そこら辺がわからないんだけど、安岡は自分のラジオマンとしての勘がこのメールは本物だと言ってるというのです。だけど幹部にしてみたら、「勘」だけで番組内で予告者に呼びかけたりしたら大変な事になる!と。たしかにそうです。でも、安岡はその人物を助けたいと思います。

安岡から相談を持ちかけられた奥田は「自殺をやめるように語り掛けるのは自分のキャラじゃない」といいます。言いながらも本番が始まってみたら「オレは怒ってるから謝れ。」と安岡の携帯の番号を教えるのです。それからリスナーが感じた事や自殺するとしたらどういう方法を取るかなどをメールやファックスで送ってもらい、それをもとに2時間自殺予告者について話します。

番組は2時間。その間に奥田は「謝れ」と言いながらも声をかけます。安岡も上司に色々言われながらもディレクターとしての仕事をしながら、警察にも対応します。リスナーは怒りや同調、励ましなどをファックス・メールで送り続け、とうとうファックスは壊れてしまう。

番組が終わり、さてどうなるのか?と思ったら奥田さんちゃんと手は打ってるんです。なかなかやります。そして安岡は予告者がラジオ局が見える場所にいると考え、メールを送ってきたリスナーに「今から30分後にラジオ局に集合」といいます。時間は3時半。電車も止まっているそんな時間に人が集まるのか?でも、来るんです。

とにかくどこにいるのかもわからない自殺予告者に向って語りかけ、探し出し、自殺をやめさせようとするラジオ番組に関わる人たち。リスナーの一体感がすごかったです。

| 本:あ行(五十嵐貴久) | 23:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
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