CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< July 2019 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
カウンター
グリムス
MOBILE
qrcode
<< 「リアル・シンデレラ」姫野カオルコ | main | 「エリーの部屋 かめ篇」大宮エリー >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
「明日、アリゼの浜辺で」秦建日子
JUGEMテーマ:読書


出会うはずのなかった人々を繋ぐのは、ニューカレドニアの青い海!足先をくすぐるさざ波が、固く閉ざした心を柔らかく解してくれる連作短編集。

久しぶりの秦さんの本。秦さん、好きなんです。

今回の物語の登場人物はリストラ勧告を受けた中年サラリーマン、行き詰っている女性脚本家、進路を脱線してしまった彼氏との未来に悩む女性、二股をかけられているOL、末期癌の脚本家と再会したプロデューサー。普通の人たちが持ってる、普通の悩み。どの人にもキーワード「ニューカレドニア」が関わってきます。

ニューカレドニアといえば「天国に一番近い島」ですよね。若い頃「あぁ行ってみたい」と思ってました。日本から8時間で時差が2時間。いいじゃないですか。なぜいかなかったんだろう?愛子が父親探しのためにニューカレドニアに行くんだけど、飛行機から見るニューカレドニアは褐色の大地だったとあります。私の中のニューカレドニアは愛子が抱いてたのと同じ「青い海と白い砂のビーチ」だったんだけど、鉱山国だそうです。

バラバラだった登場人物がパズルのピースのように最後にぴたっと収まるところに収まった。「エレベーター」で停止したエレベーターに乗り合わせた50代男性と30代女性。その女性があの子でそうなるのか〜とラストは嬉しくなりました。

「エレベーター」
リストラ勧告され、兄にお金を借りに行った中年男性。女性と乗り合わせたら、エレベーターが突然止まった。二人は共通の話題を探そうと必死になる。

「犯人はニューカレドニア」
かけだしシナリオライターの島本朝美は徹夜で書いたドラマのシナリオをプロデューサーの倉木に見せた。ところが、前日離婚する友人から電話が来てニューカレドニア旅行に誘われた朝美は頭の中が「ニューカレドニア」でいっぱいだった。

「ニュー彼トニー」
早稲田大学に入学した文枝の目標は司法試験に合格して裁判官になること。司法試験のための勉強サークルのトニー先輩に憧れ、トニー先輩の母親が亡くなった時に告白をした。トニー先輩は母親のためにと勉強していたが、突然の母の死に目標を失い、少しお休みをするという。

「きょう」は「ひきょう」の「きょう」
愛子の彼・海には面倒を見てくれている恋人がいる。恋人がいるけど、本気で好きだという海。海と会う金曜日、母親から「父親が失踪した」と連絡が入った。どうやら父親はニューカレドニアに行ったらしい。家族を代表してニューカレドニアに父親探しに行く事になった。

「ハッピーエンド」
久しぶりに電話をかけてきたのは8年前に首にした放送作家の西泉。西泉は癌になったという。お見舞いに行くと、西泉は末期癌だという。そんな西泉にハッピーエンドの物語を書いたら俺が責任を持ってドラマにするという。

| 本:は行(秦建日子) | 22:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | 22:44 | - | - |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://nanamemo.jugem.jp/trackback/2091
トラックバック