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「俺、リフレ」ヒキタクニオ
ヒキタ クニオ
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2009-12-25)

JUGEMテーマ:読書


俺、冷蔵庫。ままならない夫婦と暮らしてる。人間ってのは、おかしなもんだな。いろんなことで悩むらしい。仕事と才能に悩み、ぎくしゃくする夫婦の家に闖入した、天才少年ヴァイオリニスト。俺は、知らせたい。この家族に、崩壊の危機が迫っているってことを―。史上初!?冷蔵庫が語る、サスペンスフルな家族愛の物語。

ヒキタさん、初読みです。なんとなくタイトルと表紙に惹かれて借りてみました。最初の文章が「俺、リフレ。冷蔵庫です」なんです。物語の語り手は作家に買われた冷蔵庫。スウェーデンからやってきた冷蔵庫です。

家に住むのは44歳作家の伊名田伊作さんと15歳年下の妻・悦ちゃん。悦ちゃんはイラストレーターだったが最近は仕事をしていない。伊作さんと悦ちゃんは常に喧嘩をする。銀行の手数料の事、夏休みに甥を預かること、才能について。喧嘩をすると悦ちゃんは部屋に閉じこもり、伊作さんはネットで自分の名前を検索して批判的な文章を読むという自虐的な行動をする。

夏休みが来て、甥の光がバイオリンを抱えてやってきた。光の耳は超一流の音を聞き分ける能力を持っている。そして光は自分にはその才能がないとわかり絶望する。そして悦ちゃんの様子が変になった。

とにかく夫婦喧嘩のシーンが多くて、おもた〜〜〜い気分になりました。リフレが言う「男の大きな声は暴力と同じだ。女の人は感情を昂らせて叫んでもいいけれど、男の大声は体力的な違いを感じさせるから駄目なんだ。」には納得。そうなんだよね。

才能がないと悩む悦ちゃんが早朝裸で小さな布の上に乗っている。統合失調症と診断されてしまうのです。いつも伊作さんと喧嘩した後に電話で話してる逆巻さんも悦ちゃんの作り出した幻聴。才能がないからヴァイオリンをやめたいという光。悦ちゃんの世話で小説をかくどころじゃない伊作さん。3人で過ごすリビングはものすごく重いのです。

どんどん内側にこもっていってしまう伊作さんはキノコ狩りに行き、毒キノコを集めます。リフレは自分の中に毒きのこが溜め込んである事を知っていて、9月1日にキノコ鍋をすることをしっている。そしてリフレは決心をするのです。なんだか最後はリフレ、よくやったよ!と言う気持ちになりました。

喧嘩をした後に伊作さんの作る料理。ケールなど苦い野菜ばかり入った「にが鍋」や糊を溶かした「墨鍋」などおいしそうな料理がいっぱいでした。
| 本:は行(その他の作家) | 14:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
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