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「私の家では何も起こらない」恩田陸
JUGEMテーマ:読書


小さな丘の上に建つ二階建ての古い家。この家は、時がゆっくり流れている。幽霊屋敷と噂されるその家にすむ女流作家は居心地のよいこの家を愛している。血の海となった台所、床下の収納庫のマリネにされた子どもたち・・・・・・いったいこの家にはどんな記憶が潜んでいるのだろう。幽霊屋敷に魅了された人々の美しくて優雅なゴーストストーリー。

すごく恩田さんらしい、雰囲気たっぷりの物語で大満足の1冊でした。

小さな丘の上にたつ古い二階建ての家。現在住んでいるのはこの屋敷を建てた人物の姪に当たる女性作家。屋敷を見たいと訪ねて来た客が、そこで起きた様々な事件や怪異を話し出す。そんな風に物語りははじまり、その後過去に遡りその家に関わった人たちの物語が語られます。
アップルパイが焼けるキッチンで殺しあった姉妹、近所から攫ってきた子供たちを瓶詰めにして主人に食べさせていた料理女、同じ日に自殺した3人の少年とその時聞かれていた何かが這う音。床下の少女の傍で自殺した少年の話など。

とにかく出そうな雰囲気のある古い家なのです。さび付いたカギをあけたのに「何年も閉めきりだったのに、ついさっきまで、誰かがいたような気配がする」そんな家なのです。「俺と彼らと彼女たち」ではその家を修理した大工が語るのですが、大工のお父さんが家にいる者たちに語りかけるシーンが素敵。彼らは不具合のある場所をちゃんと教えたりするのです。

「家では何も起こらない」
かつておばが所有していた家を購入した作家の私。今日もまた訪問者がやってきた。

「 私は風の音に耳を澄ます 」
彼女が台所で働く音を聞きながら、時々昔の嫌な事を思い出す。幸せなはずなのに、隣の子はうるさい。

「我々は失敗しつつある」
週末の夜、パブで幽霊屋敷について話していた時、自分が知っている幽霊屋敷について語った。そして次の週末、我々は車の中にいた。

「あたしたちは互いの影を踏む」
私たちはずいぶんと長いこと一緒に居た。二つ違いの姉妹なのにジンジャークッキーの型のように同じだといわれた事もある。相場より安かったこの家は時々変だと思わないかい?

「僕の可愛いお気に入り」
床下でひっそりと暮らす君にあえて本当に幸せ。

「奴らは夜に這ってくる」
昔からいわれている「這うもの」の話。

「素敵なあなた」
丘の上の家を案内する女性。暫く空家だったとは思えない気配の家ですね。

「俺と彼らと彼女たち」
丘の上の家を修理した男の話。誰も修理を引き受けないので、引き受けたが一緒に働こうとしたビルがどうしても嫌がった。仕方なく親父にお願いして、親父と一緒に色々な意見を聞きながらリフォームした。

「私の家へようこそ」
デジャ・ビューって不思議ね。

「 附記・われらの時代」
Oが書いた小説について…

附記はなくてもよかったなぁ。
| 本:あ行(恩田陸) | 22:03 | comments(2) | trackbacks(1) |
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コメント
こんばんわ。TBさせていただきました。
この作品、とても好きです。
恩田作品!っていう感じが見えました^^
ホラーなんですけど、怖さだけでないというか。
私も附記はいらないなぁとおもいました。
何だか独特の雰囲気が悪くなってしまったと言うか。
| 苗坊 | 2010/03/27 7:37 PM |
苗坊さん、こんばんは。

そうですよね。これぞ恩田さんって感じですよね。
最初から「うわ〜好き!」って思いました。
| なな | 2010/03/28 12:13 AM |
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私の家では何も起こらない 恩田陸
私の家では何も起こらない (幽BOOKS)クチコミを見る この家、あたししかいないのに、人がいっぱいいるような気がする・・・ 小さな丘の上に建つ二階建ての古い家。 この家は、時がゆっくり流れている。 幽霊屋敷と噂されるその家にすむ女流作家は居心地のよいこの
| 苗坊の徒然日記 | 2010/03/27 7:08 PM |