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「ちりかんすずらん」安達千夏
JUGEMテーマ:読書


板前だった父は錦糸町のパブで出会ったコロンビア人女性と出奔、彼女の子どもが待つ本国へと旅立った。そして母と祖母、私の三人がひとつ屋根の下に残された。祖母は血は繋がっていなくても、これからもこの家で女三人で暮していこうと提案した。それから七年。旅に観劇にと趣味に忙しい悠々自適の祖母、フットマッサージ店のやり手経営者となった母、そして商社をやめ児童館の指導員として毎日を送る私。私には、IT系広告会社の社長ユウジというフィアンセがいる。安達千夏が描く、女三人家族の日常。

なんとなく読んだ後幸せな気持ちになれます。なんだろう。シャキっとしていて、だけど大きな愛情でなんでも受け止めてくれる祖母がいい雰囲気を作り出しているのかな。

祖母は友人たちとの旅行や観劇を楽しみ、母は経営するフットマッサージの店が繁盛して超多忙。32歳の主人公は、最初に勤めた商社を退職し、今は児童館に勤めており、ネット関係の仕事を友人と起業したユウジという恋人がいる。母と別れた父はコロンビアで5人の子どもに囲まれてスシバーをやっている。母の腹違いの妹すずは、時々美味しい土産をもって「お姉さん、すずです」とやってくる。

すずの不倫相手が暴漢に襲われ、すずと連絡が取れなくなったり、迷い犬が家にやってきたり、祖母はボーイフレンドの亡くなった妻からメールをもらったり。色々な事件が起こり、後半は恋人・ユウジとの婚約・結婚で、新しい生活への期待や家を出て行く寂しさなども書かれています。

とにかく食べ物がおいしそう。5時になったらお酒を飲むと決めている祖母が作る料理の数々。私も食べたいです。

不安や逆境を、ひとりで背負うより、二つの肩に。おいしいものは、誰かと分かちあえば、二倍美味しくなる。そんな<はんぶんこの法則>も素敵だし、祖母がいう「くよくよしたり拗ねたりして、損するのは自分自身だからね。この先きっと楽しい事がある、って期待するのが人生の秘訣なのさ」って言葉もいいなぁって思いました。


「ちりかんすずらん」
すずの不倫相手、家では「あの男」と呼ばれる代議士が暴漢に襲われた。そしてすずが行方不明に。恋人のユウジは仕事が忙しく、仕事の合間にちょっとご飯を食べるだけの日々。

「愛の名の川」
父の結婚相手の娘・マグダーレナから相談を受けた。洲崎という人物を探して欲しいと言う。関係は申し訳ないがいえないと。ユウジは喧嘩別れしたままNYに出張に行ってしまった。

「ちいさなかぶ」
最近、不審者の影を見かけるような気がする。春のある夜、家に帰ると犬がいた。玄関先にいたらしい、しつけされた犬を背中の模様から「カブ」と呼び、飼い主が見つかるまで飼うことになった。ユウジに結婚を申し込まれる。

「赤と青」
母やユウジは戦隊物でいえば「赤」先頭を走っていくタイプの人間。そして私は「青」普段はちっとも熱くないのにここぞと言う時にはばっちり頼りになる。そうだといいと思う。祖母がメールを打てるようになりたいという。ボーイフレンドの亡くなった奥さんから「夫につきまとうな」というメールが来るという。


「バニラ」
明日は結婚式。家に帰ったら誰もいなくて、宅配便が届いた。見知らぬ女性から私宛の荷物。あけてみたら指輪が入っていた。いったい誰が?

「ホオシチュウ」
実家近くの新居から仕事への道、商業地区の裏通りにポツンとたつホオツキさんの家。出勤途中に声をかけられてから二言三言会話をするようになった。朝、きれいに掃除をしているホオツキさん。休みなどで数日間前を通らなかったらホオツキさんが行方不明に。暫くすると家も壊されてしまった。おばあちゃんは元気がなく、母がどうやら不動産屋で物件を探しているらしいというのだ。
| 本:あ行(その他の作家) | 21:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
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