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「結婚小説」中島たい子
中島 たい子
集英社
(2009-12-04)

JUGEMテーマ:読書


「結婚小説」を書くためにリサーチを始めた貴世。まずは取材と蕎麦打ち合コンへ。が、急性蕎麦アレルギーで途中退場。出会った男は取材参加の映像作家・福原だった。彼のDVDを観たことが貴世にもたらしたものとは…。指をくわえて人の結婚を見てきて二十年―。北極星ぐらい遠くにあった結婚が現実に!?女子の本音と事情に分け入る恋愛小説。

久しぶりの中島さんの物語。今回は「結婚」がテーマ。先日、去年職場をやめた10歳年上の人とランチをしたら「実は去年離婚したの。人間、いつ死ぬかわからないんだから自分の為に生きようって決めたのよ」と。結婚25年位での決断だったそう。夫婦って、結婚って何なんだろう?って考えていたところにこの本。色々考えちゃいました。

担当編集者から結婚小説の執筆依頼を受けた貴世。が、経験がないので書けない。1年前に結婚した友人に話を聞いていたら、ちょうどよい機会だから蕎麦打ち合コンにサクラとして参加しないかと誘われた。蕎麦打ちを始めたらアレルギー症状が出て病院へ。ところがその中の一人・福原茂夫が連絡をしてきた。彼もサクラで貴世のことを映画脚本として使ってもよいかとのことだった。そんな事から連絡を取り合ううち、意気投合し話はトントン拍子に…
40を前にして結婚小説を書くことになった貴世。自ら経営する会社をパートナーに譲って主婦になった友人・英子を見て「結婚って何なのか」を考えたり、福原さんと一緒に生活するようになり小説を書くより、家の掃除をやっていたいと思ったり。福原さんに「結婚しよう」と言われた事に「なぜ、急にプロポーズしたんだろう?」と考え。だけど英子のウエディングドレスを着てみたら「…楽しい」って気持ちになったり。そして結婚式の日、貴世は決心をするのです。

結婚とは何か?安定?幸せ?自分がしたいことは仕事?夫の世話?相手はどうして私と結婚することを選んだのか?自分にとって「幸福」とは?そんな事を色々考える貴世。色々「そうだよなぁ」って思う部分はありました。フランスでは「パックス」と呼ばれ結婚せずに子どもを育てている「パックス」と呼ばれるカップルがいて、法的には結婚しているのと同じ子育て支援が受けられるそう。そういう制度が日本にもあったら素敵なのに。編集者小野君が言う「女の愛情は独占欲で、男の愛情は責任感」これはすごく説得力がありました。

中島さんの小説らしく笑いどころが満載。貴世の両親ヤスオとトモミのエキセントリック振りはすごかった。そしてトモミが寝ないで作った縄文土器風ニンニンクポット。使い道がなくなっていたんだけど、ポットの底に入っているイニシャル「SK」をサマンサ・クルーズっていう作家名って事にしてネットで販売したら5個ほど売れて、トモミは大喜びでサマンサと名乗っているなんて言うあたり、好きだなぁ。

女子の色々な気持ちを書いてきた中島さん。次は「離婚」かしら。
| 本:な行(中島たい子) | 20:53 | comments(2) | trackbacks(1) |
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コメント
こんばんわ。
こちらにも失礼いたします。
日本の結婚って、結構固定観念に縛られているんだなと思いました。パックスの制度はいいですね。同じように保障されるのは魅力です。
日本ではそういう考えがまだ希薄ですよね。
貴世がいろいろ考えていることはとても共感できました。
でも、最後の貴世の選択は、私は絶対にしないだろうなと^^;
私は固定観念どおりの結婚を望むと思います。
でも、そうしたいのだから私はそれでいいのかなと。
自分が結婚とか出産とか子育てとか、全然想像つかないですけどね・・・。
| 苗坊 | 2010/02/08 9:59 PM |
苗坊さん、こんばんは。
TBとコメントありがとうございました。

日本って本当に固定観念にとらわれていますよね。
結婚して子どもを二人作って「ハイ、出来上がり」って感じ。
そこまで到達してやっと周りの人から何も言われなくなったって思います。めんどくさい!

貴世の選択、そんな風に出来るだけ自分に確かなものがあるのって羨ましいことだと思います。
| なな | 2010/02/09 6:56 PM |
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結婚小説 中島たい子
結婚小説クチコミを見る 「結婚小説」を書くためにリサーチを始めた貴世。まずは取材と蕎麦打ち合コンへ。 が、急性蕎麦アレルギーで途中退場。 出会った男は取材参加の映像作家・福原だった。 彼のDVDを観たことが貴世にもたらしたものとは…。 指をくわえて人の
| 苗坊の徒然日記 | 2010/02/08 9:53 PM |