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「僕たちの旅の話をしよう」小路幸也
JUGEMテーマ:読書


赤い風船が運んできた手紙。それは、一人の少女が出した“誰か”を求める声だった。風船を受け取ったのは、どれほど遠くのものでも見えてしまう健一、どんな匂いもかぎわける麻里安、そしてあらゆる音を拾う耳を持つ隼人。不思議なチカラを備えた3人は集い、少女に会いに行くことを決めるが、理不尽な現実が事件となって彼らを襲う―。「ダヴィンチ」2008年11月号〜2009年1月号に連載したものに書下ろしを加えたもの。

児童書なのかと思ったら、どうやらルビもないし「ダヴィンチ」連載だったって言うし、どうやら大人向けの本なんですね。でも、子どもが読んだって十分に楽しめそうな本です。

山奥の小さな村に祖父母と住む六年生の舞は10個の赤い風船に手紙をくくり付けて空に放った。その風船は東京まで飛んで行き3人の少年少女が手紙を受け取った。一人は5年生で60階立ての高層マンションに住む芳野健一。もう一人はスナックをやっている母親と二人暮らしの六年生、喜田麻里安。もう一人は入院して1年間病院で過ごしたので現在六年生の米沢隼人。舞の手紙を介して知り合った3人は夏休みになったら舞の所に遊びに行くことを計画する。ところが…
舞は山奥の村に住む女の子。祖父母と3人暮らし。村にある小学校の生徒は舞一人っきり。ネットも携帯もない環境で暮らしています。そんな舞と手紙のやり取りをする3人。健一は元メジャーリーガーの父親と料理研究家の母親がいるが、父は野球が出来なくなってから怪しげな団体にかかわり、母親は料理研究家としての仕事が忙しく、それぞれ家にあまり帰ってこない。変わり者のユウジおじさんの恋人でハウスキーパーの真屋さんが健一の面倒を見てくれている。健一は遠くの物でも見えてしまう視力の持ち主で、60階のベランダから遠くを見る日々。麻里安はスナックのママをやっているお母さんと二人暮らし。とは言っても店の前で喧嘩をしてから家にいついているスナックの用心棒兼お母さんのパートタイム愛人兼バーテンダーのカンザキがいつもいる。どんな匂いもかぎわけられる麻里安は風船に着いた手紙から幸せの匂いをかいだ。隼人は小4の時に心臓の手術の為に1年間入院していた。その時に自分の耳がものすごくよく聞こえることに気がついた。東京にいながら東北の雷の音が聞こえるくらいだ。退院した後両親は離婚し、父と兄の男3人暮らし。

山奥に住む舞との文通を通じて知り合った健一、麻里安と隼人はメールやチャットを通じて仲良くなり、3人の住む中間地点の恵比寿で待ち合わせをする。夏休みになったら舞の所に遊びに行きたいと計画するが、旅費が2万かかる上に、健一と麻里安は長いこと家をあけるわけにも行かない。そんな時、健一の両親が離婚することになり、健一は母親の住む家に引っ越した。そしたら目が見えなくなってしまった。そして今度は健一の父親が健一をどこかに連れ去って、連絡が取れなくなった。麻里安はカンザキが突然いなくなり、母親がボロボロに。4人は会う事が出来るのか?

子どもってやっぱり子どもなんだなぁ。大人の都合に左右されるし、子どもだけではできることは限られている。麻里安なんて、母親の事を親の目線で温かく見守ってあげてるような気がするんだけどな。健一だって、自分がホンネを言ったら両親が困るって思って我慢してるのに。

最初、舞っていうのは実はおばあちゃんが子どものふりをしているんじゃないかなって思ったんだけど、それは考えすぎでした。隼人が年齢のせいなのか結構大人でした。
| 本:さ行(小路幸也) | 21:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
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