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「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」辻村深月
JUGEMテーマ:読書


“30歳”という岐路の年齢に立つ、かつて幼馴染だった二人の女性。都会でフリーライターとして活躍しながら幸せな結婚生活をも手に入れたみずほと、地元企業で契約社員として勤め、両親と暮らす未婚のOLチエミ。少しずつ隔たってきた互いの人生が、重なることはもうないと思っていた。あの“殺人事件”が起こるまでは…。

辻村さんの小説、デビュー作からちゃんと読みたいって思いながらなかなか読めずにいます。なのに新刊を読んじゃった。

幼馴染の望月チエミが母親を指して姿を消した。地元・山梨を出て東京で結婚しライターをしている新宮司みずえはチエミと関わりの会った人たちを訪ね、彼女の行方を追う。

みずほは東京の大学を出た後、ライターをしながら親元で暮らしていた。結婚を機に東京に移り住んだが、母親から「チエミのお母さんが亡くなり、チエミが行方不明」と聞いた。地元で契約社員として働き、両親と仲良しだったチエミ。あんなに仲良しだった母親をなぜ刺したのか?行方不明になる前にチエミからもらったメールの意味は?昔、合コン仲間だった友人や職場の友人、恩師などに話を聞くみずほ。
女の物語。母親と娘の物語。すごいなぁ。最初の方は物語に入っていけずに読むのが辛かったのですが、半分まできたらもうやめられなかった。

地方に住むのってこんなに窮屈なのかしら。合コンに明け暮れる日々。結婚式に呼ばなかったらもう友達じゃないと絶交される。東京への憧れとねたみ。チエミの元同僚がみずほと会った時、みずほが東京の大学を出たと知った途端に声のトーンが変わるのです。地元から出たことのない人を見下しているというのか。そしてみずほ自身も心の奥底で同じ気持ちを抱いている。

周りの人たちが語るチエミはとにかく親と仲良し。会社であった事を全て話し、合コンで遅くなる時には飲んでいる途中で親に電話。その仲の良さを「気持ち悪い」とさえ思う友人もいた。そんなチエミがなぜ母親を刺したのか?

チエミの行方を追うみずほは母親と常に距離を置こうとしている。昔、母親に怒られた数々の事。躾だと思っていたが、大人になり母親が出した手紙を見てしまい、母親はみずほが躾だと思っていたことを「自分は虐待しているのでは?」と思っていた。

色々な母と娘の関係があるけど、いつでも母親っていうのは子どもを愛しているんです。その愛が間違った方向に行くこともあるし、子どもに良かれと思ってした事が子どもにとってはして欲しくないことだったりもする。最後まで読んで、タイトルの「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」の意味がわかると、切ないなぁって思えます。
| 本:た行(辻村深月) | 21:12 | comments(10) | trackbacks(4) |
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コメント
こんばんわ^^
TBさせていただきました。
私も最近読みました。
私も最初から読みたいと思いつつ、新刊を読みました^^;
地方に住んでいたら、あんなに居心地が悪いんですかね。
結婚していなくても人生を謳歌している人だって勿論いるわけで、微妙に違和感を感じましたが。
気持ちは分からなくはないんですけども。
辻村さんの作品って、心の奥底を抉られるような気持ちになる時がよくあります^^;
でも、読んでいたら止まらないですし、いつもやられたーって思いますし、結局読むのですが。
タイトルの意味賀分かった時は切なかったです。
| 苗坊 | 2010/01/02 10:58 PM |
苗坊さん、こんにちは。
苗坊さんもやっぱり最初からとおもいつつ
ついつい新刊に…なんですね(笑)
地方に住んでいるからってこんな風に感じることあるのか?って思いましたが
でも、友達とのあれこれや親とのあれこれ
あぁ!あるかも。って言うのがいっぱいありましたね。
| なな | 2010/01/04 1:58 PM |
ななさん、こんばんは。
マイペースな私ですが、今年もどうぞ宜しくお願い致します♪

直木賞ノミネートされましたね〜。
今でもこのタイトルを見るだけで胸が震えます。
日常でいつ起こってもおかしくないような内容であったからこそ余計に衝撃的でした。
私も順番どおり読もうと思って「冷たい校舎〜」だけは読んだものの二作目で新作に飛んでしまいました。
辻村作品、これから遡って読んでみたいと思います。

| Spica | 2010/01/05 10:06 PM |
Spicaさん、こんばんは。
今年もどうぞ宜しくお願いします。

そうそう。直木賞にノミネートされていましたね。
タイトル見る度に母親の想いを考えます。

私も辻村作品、最初から読まなきゃ!
| なな | 2010/01/06 8:50 PM |
辛辣な登場人物が多くて、こっち側とか人をランク付けするのってどうなんだろう?とちょっとムッと感じつつ読みました。
事件の顛末には「あぁ‥」と力が抜けました。

母と娘の関係って密ですよね。
娘がいたらやっぱり色々過剰な育て方をしていまいそうな私なので、距離をおける(理解しずらいともいえる)息子で良かったのかも。

| たまま | 2010/02/12 9:13 AM |
たままさん、こんばんは。
本当に「こっち」とか「あっち」とかイヤですよね。
そういう風に考えるの苦手です。

母親と娘、難しそうです。
娘がいたら、私の未熟さを見透かされそうで怖い。
| なな | 2010/02/13 10:29 PM |
TBさせていただきました。
私の勝手なタイミングですみません。

>色々な母と娘の関係があるけど、いつでも母親っていうのは子どもを愛しているんです。その愛が間違った方向に行くこともあるし、子どもに良かれと思ってした事が子どもにとってはして欲しくないことだったりもする。

こういう断定の強さが、こういう小説の圧倒的な造形につながるのなとちらっと思いました。
男が読むのと女性が読むのとでは、これ、相当違って見える作品なんだろうと思うと、むしろ、この作品の隠れた魅力のようにも感じられてきます。
| 時折 | 2010/10/11 7:59 AM |
時折さん、こんにちは。
TBとコメントうれしいです。ありがとうございます。

そうか〜やっぱり男性が読むのと女性が読むのじゃ
感じ方が違うのかもしれないですね。
読みながら自分が娘だった頃を思い出したり
私は息子しかいなんだけど、女の子を育てるのって…と想像したりしました。
| なな | 2010/10/11 11:29 AM |
こんにちわ。
私も中盤まではなかなか乗れず
ページが進みませんでしたが
中盤からは一気読みでした。
タイトルの意味が分かった時は
切なかったです。
女同士の感情描写も相変わらず見事でしたね。
| ゆき | 2011/05/10 9:41 PM |
ゆきさん、こんばんは。
今でもタイトルを見ると母親の気持ちを思って「あぁ…」って思います。
| なな | 2011/05/14 7:56 PM |
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