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「ソウル・コレクター」ジェフリー・ディーヴァー
ジェフリー・ディーヴァー
文藝春秋
(2009-10-29)

JUGEMテーマ:読書


科学捜査の天才リンカーン・ライムのいとこアーサーが殺人の罪で逮捕された。自分はやっていない、とアーサーは主張するも、証拠は十分、有罪は確定的に見えた。しかしライムは不審に思う―証拠がそろいすぎている。アーサーは罠にかかったのではないか?そうにらんだライムは、刑事アメリア・サックスらとともに独自の捜査を開始、同様の事件がいくつも発生していることを知る。そう、姿の見えぬ何者かが、証拠を捏造し、己の罪を他人になすりつけ、殺人を繰り返しているのだ。犠牲者を監視し、あやつり、その人生のすべてを奪い、収集する、史上もっとも卑劣な犯罪者。神のごとき強大な力を持つ相手に、ライムと仲間たちはかつてない苦戦を強いられる…。

リンカーン・ライムのシリーズ、第8作。主人公は死なないってわかってはいるんだけど、やっぱり犯人がリンカーンやアメリアに迫ってくるとドキドキします。

アーサーが殺人の罪で逮捕されたが「証拠がそろいすぎている」事を不審に思い調べ始めるライムとアメリア。同じように証拠がきっちりとそろっていて逮捕されたケースを調べる。犯人は必ず犯行現場に足跡を残していた。真犯人がいるとしたら、犯人に仕立て上げた人間の持っている靴のメーカーとサイズを知っていることになる。靴屋から、あるデータ・マイニングをしている企業が浮かび上がる。

ストラテジック・システムズ・データコープ、SSDの本社はマンハッタンにミッドタウンにあるグレー・ロックと呼ばれる灰色のビル。そこで社長のアンドリュー・スターリングに会う。どこに行くにも警備員が張り付き、データが管理されているペンから退出する際には金属探知機と稠密探知機、そして電磁界発生器も通らなければいけない。データへのアクセス権限を持っているのは上層部の数名だけだという。犯人はどうやって被害者・犯人に仕立て上げた人のデータに近づくことだ出来たのか。そして事件を調べていくうち、今度はアメリアなど情報なども手に入れます。

データ・マイニング会社の情報量ったらすごいです。アメリアのデータを呼び出すのですが、一人にどれだけの項目があるんだろうって位です。人は16桁の数字で呼ぶから「シックスティーン」個人の情報を集めたレポートは「クローゼット」一人の人に関係している人を「紐づけ」してその人を中心に世界が広がっている。にこんな世界って怖いって思うのですが、実際はどうなんだろう。

そして犯人はそのデータを有効に利用しているのです。犯人は被害者に関するデータをちゃんと調べているのです。誰なのか?どうやって会社からデータを盗んでいるのかを突き止めたいライムたち。もう少しでつかまえられるという所で犯人は警察の動きに気がつき、今度はデータを使って逆に警察を落としいれようとする。データを改ざんし、プラスキーは妻が不法入国していたことになったり、ロン・セリットーは麻薬検査に引っかかったことになっていて銃とバッチを取り上げられる。アメリアはローンの支払が滞ってるからと大切なカマロを没収された。犯人はものすごく有能で、こちらからは全く見えないのに、向うにはこっちの全てが見えてる。ライムたちは何も出来ないんじゃないか…って気持ちになってきます。彼の収集癖にも驚かされます。ためこみ屋といって強迫性症状の一種だそう。家は膨大な量のゴミ。だけど集めずにはいられない。

原題のTHE BROKEN WINDOWとは割れ窓理論という社会学の言葉だそうだ。例えば、スラム化してしまった団地の荒廃を根本から変えることは難しいが、しかし割れた窓を直すことで、それが住民のモラルを向上させたり、近隣の見る目が変ったりしていって結局それがスラムを変えていく方向にあるというような考え方。
| 本:海外の作家 | 21:09 | comments(0) | trackbacks(1) |
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ソウルコレクター
ジェフリー・ディーヴァー 著 
| Akira's VOICE | 2010/03/04 10:48 AM |