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「永遠のかけら」高瀬ちひろ
高瀬 ちひろ
講談社
(2009-08-28)

JUGEMテーマ:読書


希之果は、子供のときから、ひとを好きになる気持ちがどうしてもわからなかった。それは、大人になった今もわからない。ほかの人たちには当たり前の感情もとても不思議なものに思える。そんな彼女に、たったひとりだけわすれられない男性がいる。突然、再会することになった彼の前で、希之果は動揺する。ふつうの女の子の、ちょっと変わった物語。

さらりと読めるんだけど、年齢的なものなのか主人公には寄り添うことが出来ない物語でした。

希之果は24歳。母親は結婚しないで希之果を産み東京に出て行ってしまった。祖母と一緒に住んでいた希之果は近所に住む従兄の晃といつも遊んでいた。14歳のある冬の日、希之果からキスをして気まずくなり、晃は二十歳の時に12歳年上の女性と駆け落ちをして音信不通。希之果の心の中にはずっと晃がいる。行方がわからなくなっていた晃は希之果の母親と連絡を取っていたらしく、母親に連れられて晃の住むアパートに行った希之果。

希之果の母親は好きになった相手に妻子がいたからと未婚の母に。生まれた娘を自分の親に預け一人で東京に出て行ってしまった。預けられた祖母も4回結婚をするくらいの恋多き女。周りがそんな女性ばっかりだったせいか、希之果は恋愛に関してものすごく淡々としている。

3ヶ月前に仕事を辞めてしまった希之果は大学時代からの友達・杉生とルームシェアーをする。杉生はそんな淡白な希之果を自分の恋の相談相手にしている。それでも男女のルームシェアーは友達と恋愛のシーソーがぐらぐら揺れている。そんな感じでした。

杉生の知り合い未知子の家でお手伝いのバイトを始める希之果。未知子は大きな家に住む写真家でミメイちゃんという赤ちゃんと暮らす未婚の母。まだ何もわからない赤ちゃんのミメイが懐いてくれないという。母親は子供が出来たと知ったときに喧嘩をしてすぐ近所に出て行ってしまった。相手の男の人はすでに亡くなっている。彼は誰も人を好きになった事がないから期待しないで欲しい。だけど、一度だけチャンスをくれた。

久しぶりに晃に会った希之果の心の揺れ。14歳の時の気持ちを引きずったまま、それが愛なのかもわからない。晃の家に通い続ける希之果。二人がどうかなっちゃったらいいのに!って思ってたけど、残念ながらお互い「気心はしれているんだけど、それは愛とは違う」とわかってしまう。まぁ、現実ってそんなもんだよね。

誰も彼もが「愛とは?」と悩んでいます。最後はそれぞれが小さな一歩を踏み出せたっていう、普通のラストでした。
| 本:た行(その他の作家) | 19:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
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