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「横道世之介」吉田修一
吉田 修一
毎日新聞社
(2009-09-16)

JUGEMテーマ:読書


どこか不器用、素朴、単純、無意味に前向き、人懐っこい横道世之介が大学進学とともに上京した4月からの1年間の物語。

ボンヤリとした世之介の1年間の物語ですが、もっともっと読んでいたかった。そんな気持ちになる本。

世之介が田舎から上京してきた日から物語が始まるのですが、時は80年代。バブルの時期です。都会での初めての一人暮らし、サークル活動、アルバイト、夏休み、里帰り、教習所通い、恋愛とデート、レポートや試験の為に試料をコピーする、友人関係、世之介と同じ頃大学生だった私にはなんとも懐かしいあの頃でした。

サークル活動はなぜかサンバサークル。最初に人前で踊る時には踊る直前で気絶。憧れの千春とデートができることになり「ポパイ」と「ブルータス」を見てレストランを予約。しかし当日キャンセルされる。教習所で知り合った祥子ちゃんはお金持ちの女の子でどこに行くにも黒塗りの車の運転手付き。ちょっと天然はいってる、とぼけた口調が世之介にピッタリでした。

世之介を取り巻く人々の現在の生活が語られます。子供が出来た事がきっかけで大学を辞めて結婚した倉持と阿久津の一人娘は中学生になり恋に悩む。憧れていた千春はラジオのパーソナリティーをしたり画家をプロデュースしている。エアコンがあるからと夏の間入り浸っていた加藤は彼と幸せに暮らす。付き合っていたお嬢様の祥子ちゃんはアフリカで難民支援をしている。そうしながらそれぞれフッと世之介の事を思い出すのです。

世之介が新大久保で線路に落ちてしまった女性を助けようとして亡くなった後、友人にどんな人と聞かれ「いろんあことに、「YES」って言ってるような人だった。」「もちろん、そのせいでいっぱい失敗をするんだけど、それでも「NO」じゃなくて「YES」って言ってるような人」と答えています。世之介をすごくよくあらわしているなぁって思いました。
| 本:や行(吉田修一) | 20:19 | comments(4) | trackbacks(1) |
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コメント
TBさせていただきました。
横道世之介、なんだか残ります。
私も、自分の学生時代の八十年代を、
いろいろ微妙にひきずっているんだなと感じました。
| 時折 | 2009/10/26 7:56 AM |
時折さん、こんばんは。
世之介、残りますよね。
こんなに分厚い本読めるかしら?って思ったんだけど
季節が巡って終わりが近づくと寂しくて、寂しくて。
大学時代って人生の中でも色々ある時期だから
その頃の物語が出てくると懐かしいですよね。
| なな | 2009/10/26 9:54 PM |
世之介のほんわかした癒し系にやられました。
どこにでもいそうなんだけど、ちゃっかりしたところもあるんだけれど、でも憎めない愛されキャラという感じでしょうか。
祥子ちゃんもかなりいいです!
その後のギャップには驚きましたが‥

私も自分の80年代と重ねて読みました。
楽しかったなぁ〜
息子△鷲垠糞い靴知らないのでかなり羨ましいみたいで「またバブルにならないかな」なんて言ってます。
| たまま | 2010/01/28 9:11 AM |
たままさん、おはようございます。

世之介、不思議な魅力をもった人でしたね。
サンバ同好会、想像して笑いました。

80年代、本当にみんなが浮かれているって感じでしたよね。
でも、みんながギラギラしていてちょっと怖かったかも。
| なな | 2010/01/28 9:41 AM |
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吉田修一『横道世之介』
横道世之介とは、やがて見出される特別な他者。 内容紹介 楽しい。涙があふれる。本年最高の傑作感動長編!「王様のブランチ」「朝日新聞」ほか多数メディアで激賞。 横道世之介。長崎の港町生まれ。その由来は『好色一代男』と思い切ってはみたものの、限りなく埼玉な
| 時折書房 | 2009/10/26 7:54 AM |