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「brother sun 早坂家のこと」小路幸也
JUGEMテーマ:読書


一軒家に住む早坂家の三姉妹。再婚した父と義母、異母弟は、近所に住んでいて、お互いとても仲良く暮らしている。しかし、長いこと知らなかった伯父の存在がわかったことで……。



早坂家の三姉妹、長女のあんず、次女のかりん、三女のなつめ。あんずが11歳の時に母・美幸を病で亡くし、父親・陽一に育てられた。そんな彼女たちが住んでいるのは、築50年も過ぎた母の実家。父親は3年前に再婚した事を機に家を出て近所に暮らす。2年前には異母弟・陽が生まれ、ほどほどの距離感を保ちながら、いい家族関係を築いている。夏に人生の節目が訪れるのが早坂家のスタンダード。今年の夏は三姉妹が陽ちゃんを預かり、両親に新婚旅行をプレゼントすることにした。初日、三姉妹の家に一人の男性が現れた。母が亡くなった事を知らなかった様子のその男は20年来音信不通だった、父親の兄・太一だという。陽ちゃんが懐いたこともあって両親が不在の1週間、早坂家に通って陽ちゃんの相手をしてくれた太一だが、父との確執があるらしく、自分が来た事を言わないようにと口止めして帰っていた。しかしある日、かりんが見ていた美術雑誌に、彼が載っているのを発見。最近有名な賞を受賞した画家だという。彼と父の間に何があったのか、気になる三姉妹だったが……
存在すら知らなかった叔父。あんず、かりん、なつめ、それぞれの視点で出合った後の事を語ります。あんずは両親が来られなかった幼稚園のお遊戯会に来てくれたことをおぼえていた。なつめは小さい頃の「お父さんが二人いて、お母さんが泣いていた」という記憶があって、二人のお父さんのうちの一人は叔父さんなのでは?と思っている。かりんは子どもの頃から好きだった絵を書くことが叔父さんとの共通点だと知る。

遠い昔、叔父さんとお父さんの間に何があって、叔父さんは姿を消したままだったのか?会えば「お父さんのことを考えて、二度と会わないほうがいい」と言う叔父さん。先が気になる読書でした。

あんずは25歳のOL、かりんは20歳の短大生、なつめは18歳の高校3年生。あんずが11歳の時にお母さんがなくなっているので、あんずは二人の姉であり、お母さん代わり。食事の準備などそれぞれの役割分担が出来ていて、ちゃぶ台を囲んで色々と話をする。すごく仲良し姉妹なんです。なんだかこんな生活いいなぁって思います。

そして3人が付き合っている男性がそれぞれ素敵。あんずは父親の紹介で向坂さんと。向坂さんは婚約指輪を用意しているけど、あんずは妹達がちょっと心配って感じ。かりんは2歳年上の淳史君。美大に通い、家はお金持ち。高校生のなつめはお隣のマーくんことマーク。それぞれが彼女に対して想ってる真剣な気持ちがすごく良く伝わってきます。いいなぁ。いいなぁ。

「本とも」に連載していたものに、書下ろしを加えたものだそうですが、その書き下ろしの最終章は大きくなった陽ちゃん目線。三姉妹が、それぞれ彼だった人と結婚して幸せそうな姿が語られるのですが、そこで陽ちゃんの部屋に現れたなつめが語る現在の状況。ちょっぴりほろ苦なラストでした。大きな家族、小さな家族、幸せもあれば波風も立つ。そんな物語。
| 本:さ行(小路幸也) | 20:00 | comments(2) | trackbacks(2) |
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コメント
ななさん、こんにちは。
私はあのラストのほろ苦いらなかったです〜。
そりゃ、家族にもいろんな問題があって、っていうのも分かるんですけど、ちょっと残念。それがどんな風になっていくのか見届けられないし。
もちろん、みんな仲良く、ってなるんでしょうけど。

恭平となつめの高校生カップルが好きでした。
| じゃじゃまま | 2009/11/06 10:38 AM |
じゃじゃままさん、おはようございます。

ラストの書き下ろしはなくてもよかったですよね。
でも、ハッピーなラストで終わっちゃうと
「出来すぎ」って思いそうな気もしました。

高校生カップル、よかったですね。
| なな | 2009/11/07 10:50 AM |
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brother sun 早坂家のこと 小路幸也著。
≪★★★★☆≫ あんず、かりん、なつめの三姉妹は、父親の再婚を機に、父たちは角を曲がった隣の新居に、三姉妹は母の残した実家に住む。 新しく生まれた弟、継母との関係も良好。 そこへ、20年ぶりに現れた父の兄、伯父さん。伯父は言う、「私がここへ来たことは弟
| じゃじゃままブックレビュー | 2009/11/06 10:35 AM |
brother sun 早坂家のこと<小路幸也>−(本:2009年読了)−
brother sun 早坂家のことクチコミを見る # 出版社: 徳間書店 (2009/8/26) # ISBN-10: 4198627762 評価:85点 早坂家の三姉妹がおりなす、ハートフルな家族の物語。 「東京バンドワゴン」シリーズで、家族の物語をたくさん書いている著者であるが、この小
| デコ親父はいつも減量中 | 2009/12/05 8:30 PM |