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「あした咲く蕾」朱川湊人
JUGEMテーマ:読書


美人だけど性格が悪い僕のおばさん。でも彼女は、正真正銘の天使だった。なぜなら、自分の命を分け与えることができたから…。表題作のほか、「雨つぶ通信」「花、散ったあと」など全7編を収録。

昭和40年代の下町を舞台にした不思議な物語。きれいなファンタジーなので印象薄めではありますが、いい息抜きになる本でした。

挿画は中島梨絵さん。最近読んだ本だと梨屋アリエさんの「スノウ・ティアーズ」森見さんの「恋文の技術」など。素敵な絵を書く方だなって思います。

「花、散ったあと」の最後の最後にくすっと笑えちゃうのがよかったです。
「あした咲く蕾」
バリバリの関西弁で口が悪いおばさんが姉である僕の母を訪ねて東京に来た。おばさんが僕と妹に見せてくれた不思議な力。おばさんが枯れかけていた朝顔の茎をつかむと朝顔が元気になった。

「雨つぶ通信」
両親が離婚し4年後、お母さんがお付き合いしている男の人を連れてきた。その人が気に入らない私は雨の公園で座っていた。その時、どこからともなく聞こえてきた声。悲しい声が聞こえるようになった私はお母さんの声や近所に住むレミちゃんの声を聞いた。

レミちゃんの「全自動花ふぶき機」すごく素敵。

「カンカン軒怪異譚」
落ち込んでいた時に偶然見つけた中華屋。カンカンと鍋で大きな音を鳴らしてチャーハンを作る豪快な女主人は「この鍋は人に元気をあげるチカラがあるんだ」と言った。

「空のひと」
永遠に好きだといってくれたあの人はお腹の大きかった私を残して空のひとになってしまった。でも、いつも私と娘の事を見守ってくれているんだ。

「虹とのら犬」
父が女をつくって出て行き、母は軌道を逸した精神状態となった。学校で裏切られ暴力で人を制することを知った僕。クラスメイトの軽度の知的障害をもっていた渡辺薫子を助けた後、チョコレートを食べる人たちの夢を続けてみるようになった。夢に出てきたのは近所のお寺の観音様だった。そこに言って見ると渡辺薫子がいた。

「湯呑の月」
近所に住んでいた心臓の弱かったおばちゃま。私はおばちゃまが大好きだった。母が交通事故にあい意識が戻らない夜、不安な私に「お月さまを湯呑の中につかまえると、お月さまが願いを叶えてくれる」と言った。母は回復したが、気性が荒くなりおばちゃまに会うなといわれた。

「花、散ったあと」
貴明から電話があり、入院しているという。病院に行ってみれば個室で弱々しい貴明は末期がんで手遅れだという。貴明とは腐れ縁だ。貴明のつくウソを笑って聞いていた俺だが、大学生の頃「ウソだと思われたくないから、シンちゃんにも話さない」と言ったことがある。その話について聞いた俺は久しぶりに昔住んでいたアパートのあった場所に行った。
| 本:さ行(朱川湊人) | 20:34 | comments(0) | trackbacks(1) |
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