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「花と流れ星」道尾秀介
JUGEMテーマ:読書


死んだ妻に会いたくて、霊現象探求所を構えている真備。その助手の凛。凛にほのかな思いをよせる、売れないホラー作家の道尾。三人のもとに、今日も、傷ついた心を持った人たちがふらりと訪れる。友人の両親を殺した犯人を見つけたい少年。拾った仔猫を殺してしまった少女。自分のせいで孫を亡くした老人…。彼らには、誰にも打ち明けられない秘密があった。

読み始めてすぐに「ホラー作家である道尾が真備霊現象探求所に一つの相談を持ち込み、真備の手によってその事件はなんとか解決。それに対するお礼として海辺の町にやってきた」って書いてあるんです。なんだか「読者はその3人をすでに知ってる。ほら、あの話のその後なんだけどね」って印象。どうやら私が読み残してる「背の眼」「骸の爪」の続きみたいです。ホラーなんて書いてあったからちょっと敬遠していたんだけど、読まなきゃ!

初出が「小説新潮」「ポンツーン」「パピルス」で2005年から2009年までとさまざま。物語を語るのは道尾と凛です。

本の紹介に「死んだ妻に会いたくて」とありましたが、最後の物語を読んでわかりました。真備の奥さんは亡くなり、凛は真備の奥さんの妹なんですね。
「流れ星の作り方」
海沿いの町にやってきた真備、凛、道尾の3人。夜になり散歩に出かけた凛はバス停のベンチに腰掛けボンヤリと星空を見ていた。どこからともなく流れてくるバイオリンの音。バイオリンの音がやみ男の低い声が聞こえてきた、ラジオかなと思う凛に「バスを待ってるの?」と少年が聞いてきた。電波が悪いから窓際でラジオを聴いていたという少年は将来医者か警察官になりたいといい、友達の両親が殺された話をした。

最後まで読んで「あぁ」って思ったら再読したくなる、そんな道尾さんらしい物語。

「モルグ街の奇術」
真備の行きつけのバーで飲んでいた道尾は痩せた外国人から声をかけられた。その外国人は自らを有名なマジシャンの孫で霊現象は信じないという。そして道尾に勝負をしないかと持ちかけた。その男は十五年ほど前に自分の右手を消したという。その時の状況を説明するからトリックを見破ってくれというのだ。

冒頭に「ポーの『モルグ街の殺人』の真相に触れている記述がある」とあるのですが、その「モルグ街の殺人」を知らずに読みましたが、知っていたら又何か違うのかな。とにかく、ひえ〜〜って感じではありました。真備が男を避けるために柿の種でバリケードを作るところがかわいらしかった。私は柿ピーより柿の種だけが好きです。

「オディ&デコ」
立春とは言え寒い日、風邪をひいた真備の元に小学校4年生の女の子がやってきた。前日に見つけた捨て猫をカラスに食べられ、自分が撮った動画に猫の幽霊が写っているというのだ。風邪の真備に変わり凛と道尾が調べる。

風邪を引いた真備が鼻づまりで喋る言葉が面白かった。

「箱の中の隼」
3月の半ば、真備霊現象探求所に和菓子屋で買ったお菓子を持って言った道尾は忙しそうな真備と凛に邪険に扱われる。その時呼び鈴が鳴り、美しい女性・野枝がやってきた。以前電話で真備に相談をしていた野枝に道尾を「真備だ」と紹介して相談に乗らせる。野枝は自分が入っている宗教法人を見学して欲しいと言う。

道尾が持っていったのは「仏像モナカ」以前の事件に関係しているらしい。ううう。気になる。

「花と氷」
薪岡という老人が自分の不注意が原因で孫を死なせてしまったので謝りたいとやってきた。真備霊現象探求所が死んだ人に会える場所、死んだ人に何かを伝えられる場所だと勘違いして来たのだ。事情を説明して引き取ってもらったが、後日凛が公園で子供たちを相手に笑っている薪岡を目撃。日曜日に薪岡の家で「お楽しみ会」をやるというチラシを配っていた。それを見た真備は慌てて薪岡の家へ行った。
| 本:ま行(道尾秀介) | 20:19 | comments(4) | trackbacks(2) |
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コメント
ななさんと同じく「えっ続き物なの?」と読んでから気づきました;;「背の眼」「骸の爪」ですね。読まなくちゃ!

今まで知っている道尾作品のドン暗さがなくて、さらっとした短編で読みやすかったです。

私は柿ピー派で〜す。

| たまま | 2009/09/25 9:31 AM |
たままさん、ですよね。
なんとなく、主人公達が読者に近い感じがして
私だけ「お初」って雰囲気だったので
あれ?とは思っていたんですけど。

だって「背の眼」って道尾さんのデビュー作で
ホラーサスペンス大賞受賞作だから
おどろおどろしいのかと思っていたんです。
こんな軽いタッチだったらいけそう。
あの3人の以前の活躍見たく(読みたく)なりますよね。

たままさんは柿ピー派なんですね。
うちは夫がピーナツ9.9割、時々柿の種でいいので
夫婦で柿ピーたべるといい具合です。
| なな | 2009/09/25 9:08 PM |
「背の眼」も「骸の爪」も、ちらっと出てきてましたよね。あの事件があったから・・・なんてくだりで、前作あるのか!!って気付くと、ちぇっ、なんだよ〜って気持ちになりますよね。(笑)

個人的には「背の眼」、怖かったです〜。

「流れ星のつくり方」の少年の目、見えないわけじゃないですよね!?凛のこと見えてるから話しかけたんですよね??目がよくなりますように、ってなんだろう?って思っちゃいました。
| じゃじゃまま | 2010/01/16 11:59 PM |
じゃじゃままさん、こんにちは。
そうそう「前作もあるのか。なんだか楽しそう前の事は成しちゃってるじゃない。ちぇっ」なんです(笑)
「背の眼」こわいんですね。ひえぇ〜〜

「流れ星…」の少年、目が見えないと思ってました。
凛の気配を感じて話しかけたのかと…
| なな | 2010/01/17 11:38 AM |
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花と流れ星 道尾秀介著。
≪★★★≫ ホラー作家道尾と、その友人で霊現象探求所の所長である真備、助手の北見凛の真備シリーズの第3弾。短編連作集ですね。 「流れ星のつくり方」 両親が惨殺された家に、なにも知らずに帰宅した少年。どうやって犯人は逃げたと思う?そう問われた凛。 その真
| じゃじゃままブックレビュー | 2010/01/16 11:53 PM |
花と流れ星<道尾秀介>−本:2010-29−
花と流れ星クチコミを見る # 出版社: 幻冬舎 (2009/08) # ISBN-10: 4344017234 評価:80点 内容(「BOOK」データベースより) 死んだ妻に会いたくて、霊現象探求所を構えている真備。その助手の凛。凛にほのかな思いをよせる、売れないホラー作家の道尾。三人のもと
| デコ親父はいつも減量中 | 2010/08/24 9:58 PM |