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「インスタント沼」三木聡
三木 聡
角川グループパブリッシング
(2009-04-25)

JUGEMテーマ:読書


恋も仕事もうまくいかないジリ貧OL・ハナメが、実の父かもしれないと会いに行った男は、骨董屋を営むとてつもなくヘンなオヤジだった。

三木聡監督、麻生久美子主演の映画の原作。映画が観たい!とは思ったのですが、とりあえずDVDになるのを待つまでに原作を読んでみようかなって思って。

ファッション雑誌「月間HATENA」の編集長をしている沈丁花ハナメはジリ貧OL。担当する雑誌は売り上げが伸びず廃刊。いい感じになっていた会社の専属カメラマンはイタリアへ。そして母はカッパを探していたらしく、池に浮かんでいるところを発見され意識不明。母が浮かんでいた池からポストが発見されたら、母が昔送った手紙が出てきた。そこに書いてあった衝撃の事実!ハナメの実の父親は8歳の時に出て行った人とは別の人だったというのだ。父親と思われる、遠い親戚沈丁花ノブロウに会いに行ったハナメ。彼は怪しげな骨董やを営むヘンなオヤジだった。

ミロをスプーン山盛り10杯を12.5ミリリットルの牛乳で溶いたドロドロのものを「シオシオミロ」と呼び、3歳の頃から朝はシオシオミロを食べるハナメ。握手した時に静電気がはしらない人とは気があうと思っている。小学生の時かくれんぼをしていて見つけた「理想の折れ釘」いつもブリキの缶に入れて持ち歩き、それを見せてよさがわかる人とは友達になれる。興奮して昔ひと夏かけて正式な踊りを習った阿波踊りを踊り続けたり。そんな不思議なハナメ。妄想がどこまでも続いていって、ふと気がつくと大変な事になってるし。

三木さんらしく小ネタ満載なのです。最初からお茶を飲もうとしたら5本のお茶の茎が「凶」って文字を作っているので有s。ニンニクが丸ごと入ったら美味しくないラーメンをたべ「なんらもなぁ」というハナメとライターの市ノ瀬さん。沈丁花ノブロウがやってる骨董屋に「ツタンカーメンの占いマシーン」を探しに来た和服姿の和歌子さん。骨董屋に出入りしている近所の電気屋の息子でパンクのガス。退職してリセットしようと荷物の整理を頼んだ「もったいないおばけ社」の3人組。ハナメが参考にしようと思った流行の骨董屋「無能」のイヤミな店主も面白い。小さなところでクスクス笑えそう。だけど、文章だとちょっと乗り切れない部分があります。これはもう絶対に映画を観なきゃ。

公式HPの予告見るだけで、本の世界が広がっていて面白い。

「水道の蛇口をひねれ」ですよ。
| 本:ま行(その他の作家) | 22:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
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