CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< October 2019 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
カウンター
グリムス
MOBILE
qrcode
<< 「かわいいおばけゴロの冒険・ゴロのお引越し」ブリッタ・シュヴァルツ | main | 「白雪堂」瀧羽麻子 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
「絶望ノート」歌野昌午
JUGEMテーマ:読書


いじめに遭っている中学2年の太刀川照音は、その苦しみ、両親への不満を「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねていた。そんな彼はある日、校庭で人間の頭部大の石を見つけて持ち帰り、それを自分にとっての“神”だと信じた。神の名はオイネプギプト。エスカレートするいじめに耐えきれず、彼は自らの血をもって祈りを捧げ、いじめグループ中心人物の殺人を神に依頼した。「オイネプギプト様、是永雄一郎を殺してください」―はたして是永はあっけなく死んだ。しかし、いじめはなお収まらない。照音は次々に名前を日記帳に書きつけ神に祈り、そして級友は死んでいった。不審に思った警察は両親と照音本人を取り調べるが、さらに殺人は続く―。

久しぶりの歌野さん。分厚い本だし、帯に「いじめに遭ってる中二の男の子」なんて書いてあるし、読めるか不安でした。が、先が気になるんです。誰がやったのかが気になるんです。で、一気読みでした。

主人公の太刀川照音は中学2年生。父親はジョン・レノンに自分を投影していて、何かにつけてジョン・レノンの話をする。照音(しょおん)という名前もジョン・レノンの息子からつけた。そんな照音が「絶望ノート」と名づけた日記帳に学校でのいじめや両親への不満を綴っている。ある日、石を拾った照音はそれを「オイネプギプト」という神だと信じ、いじめてる主犯格の同級生を殺してくれと頼んだ。するとその同級生は死んだのだ。

セロハンテープを探していて照音の日記を読んでしまった母・瑤子。夫・豊彦に相談するが、夫は息子がいじめられているようすなどまったく見られないと取り合わない。

いじめグループは同じクラスの是永、庵道と倉内。名前の「たちかわしょおん」から「タチション」と呼ばれ、体の見えない部分を殴られたり、お金を取られたり。だが狡猾な是永はうまく立ち回り、いじめてる素振りは全く見せない。担任も仲のいいグループだと思っている。唯一、副担任の来宮だけは「いじめられているんじゃないか」と声をかけてくれるが、本当のことを言えずにいる。
照音の日記、母・瑤子の語りやクラスメイトの語りなどが挟まれます。ノートの中でいじめグループが照音に対して行っているいじめが書かれ、神と信じてる石に「殺してくれ」と頼む照音。するとその相手が死ぬのです。たんなる石ですから、誰かがやっているんだろうなって思いながら前半部部を読みました。

とにかく仕事が忙しいし、息子の日記をこっそり読んでしまった事を息子にいえない為に「いじめ」について心配しているけど、何も出来ずに手をこまねいている母と、ジョン・レノンに自分の人生を重ねあわせ、父親としての役割を何もしていない父。父・豊彦は本当に最低の人間。これは最後の最後までかわらなかったな。

後半部分、いじめの主犯格が死に、絶望ノートを見てしまったクラスメイトの女の子が死に、担任が死に…それでもいじめはなくならない。その後、照音から語られたノートの真実!今までノートに綴られた登場人物の見方がガラリとかわります。えー。えー。えー。です。

副担任・来宮の語りにもさらに驚いた!

そしてラストの1行。これはなんともやりきれない。
| 本:あ行(その他の作家) | 21:03 | comments(4) | trackbacks(1) |
スポンサーサイト
| - | 21:03 | - | - |
コメント
ななさん、こんにちは^^
これ、完全にやられました。まったく予想がつきませんでした。びっくりの大どんでん返しで、最近読んだ本の中でも、この驚き度ではNO1だったかもしれません。

最初の方のイジメのシーンは読んでいて辛かったので、ちょっとだけ飛ばし読みしちゃったりしました。

PS 龍神の雨」道尾秀介 は、私もやっと順番が回って来たので、近々読んでみるところです。
| latifa | 2009/10/03 3:22 PM |
latifaさん、こんばんは。

本当に「えーーーー」ですよね。
驚きますよね。

イジメのシーンは読むのが辛かったです。
なのに…ですもんね。

「龍神の雨」勢いのある、道尾さんらしい物語でした。
| なな | 2009/10/04 9:09 PM |
インターネットというものを最近はじめまして、暇を見つけてはあちこち覗いています。
読書好きってこんなにいるんだ〜っとぴっくり!
今までポソポソ一人で読んできましたが、たくさん仲間がいたんだ〜と感激しました。
この『絶望ノート』はタイトルに惹かれてずっと気になってました。歌野さんだから一筋縄ではいかないぞ、どんでん返しがあるぞあるぞとラストまで一気読み。
いじめられていると嘘の日記をつけて親に読ませて、親の心を操って…ちゃんと愛されていたのに。
照音君の心の闇が痛かったです。彼は、これからどうなっていくのでしょう_。
latifaさんのブログにもちょこっとお邪魔していて、なんだか知り合いに会えたみたいに嬉しくなり続けてコメント入れさせてもらいました。
これからよろしくお願いします。
| わかめ | 2010/02/24 10:38 PM |
わかめさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
ネットをすると本の世界が広がりますよね。

歌野さんの小説、「なにかあるはず」ってかまえて
読んでしまいますよね。
そして今回も驚かされました。
照音、やったことが全く意味がなくて本当にかわいそうでした。
| なな | 2010/02/25 7:13 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://nanamemo.jugem.jp/trackback/1804
トラックバック
「絶望ノート」感想 こ、これは凄い・・・
歌野晶午さんの本はこれが初めて。デスノートを連想させられるタイトルだな〜と何気なく読んだのですが・・・、これはヤラれました!!全く全然想像もしていなかった展開に呆然・・・。
| ポコアポコヤ | 2009/10/03 3:19 PM |