CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
カウンター
グリムス
MOBILE
qrcode
<< 「虎と月」柳広司 | main | 「黒と赤の潮流」福田和代 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
「もう私のことはわからないのだけれど」姫野カオルコ
JUGEMテーマ:読書


日本のどこかに暮らす普通の介護する人がふともらしたつぶやきを写し取った掌編小説集。

2、3週間前に新聞で姫野さんのインタビュー記事を読みました。地元の施設に入ってるお母さんに頻繁に会いに行ってるというようなこと。お母さんは姫野さんを娘だとわからないということ。そんな記事を読んでいたので、色々な人が語ってる言葉が姫野さんの言葉に思えました。

とは言っても、13人の介護をしている人の手記の形をとった物語。最後の「すべてフィクションです」を読むまで実在する人なんだとおもっていました。


介護が長い人に対してきまり文句のように「そう、つらいわよねえ」「たいへんねえ」と言ってくれる人がいて、それがありがたいと思う主人公。認知症で娘が誰なのかわからない。だけど「娘さんのことはおわかりになりますよ」って言う型通りの反応がありがたいという主人公。そんなものなんでしょうかね。

「ハッスル」で早く死ねますようにと願う主人公。結婚していない一人娘。「たった一人のお母さんを大切にしてね」「お父さんの事を大切にしないとね」と言われる。だけど私の家では昔から人に言えない事が、ずっと行われ、隠さなければいけないというのです。その人に言えない事がなんなのか?ものすごく気になりました。

タイトルにもなっているこの言葉、すごく印象的でした。


動けないし、しゃべれないし、
もう私のことはわからないのだけれど……。

母は、だれかが自分を訪ねて来てくれたことが、よくわかっています。
ほんとよ。
いちばんきれいな顔で迎えてくれますから。

| 本:は行(姫野カオルコ) | 19:46 | comments(2) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | 19:46 | - | - |
コメント
私も介護をしています、母は認知症ではないですが....
そんな意味で、フィクションでも読んでみたい本ですねぇ。
ありがとうございました。
| west32 | 2009/08/23 1:10 PM |
west32さん、こんばんは。
13人のそれぞれ、フィクションではあるけど
すごくリアルです。
心にズシっときます。
| なな | 2009/08/23 8:15 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://nanamemo.jugem.jp/trackback/1802
トラックバック