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「サムシングブルー」飛鳥井千砂
JUGEMテーマ:読書


ありえない。恋人と別れた次の日に、昔の恋人と昔の親友の結婚式の招待状が届くなんて―。今の私に、この結婚は祝えない。小説すばる新人賞作家が丹念に描き出す、幸福を探し求める私たちの物語。

飛鳥井さんの本、「はるがいったら」も「学校のセンセイ」も好きでした。今回もものすごく面白かったんだけど、ちょうど同じような高校生が出てくる恋愛がらみの物語を続けて読んでいたので高校時代の回想シーンがちょっと長く感じられました。

主人公の浅川梨香は二年間付き合ってきたイラストレーターの恋人と別れたばかり。そんな彼女に追い打ちをかけるように一通の封書が届く。それは高校時代の恋人と親友の結婚式の招待状だった。明日なんて来なければいい、そんな気持ちも虚しく日々は過ぎていく。そして同じく招待された高校3年生の時に運動会の実行委員をつとめた仲間たちと一緒に新郎新婦にお祝いの品を贈る企画にも参加を余儀なくされる。
恋人と別れた次の日に、元彼と親友の結婚を知らされる。そんな状況に陥った梨香がどうにも割り切れない気持ちを持て余しながらも日々は過ぎていくのです。現在の梨香と高校時代の梨香の話が語られるのですが、現在の梨香は本当に重い。駅のウエディングドレスを着た広告に「勝ち誇った顔しちゃって」って言ってみたり、元彼・謙治と親友・沙希が付き合っていたのはいつからなのか?と疑ってみたり、寂しさから高校時代からの友人と寝てしまったり。こんな風にグダグダになっちゃうものなのかしらね。

高校時代の回想はなんだか会話の一つひとつがリアルだったし、運動会実行委員のメンバー8人の個性がちゃんと出ていてよかったな。モデルになった澤田繭子の性格が好み。

流産して不安定になっていて弟の奥さん・里美ちゃんが泣いて泣いて泣いてそして吹っ切れたというように、梨香もすべてをさらけ出してすっきりとして前向きになれるラストはよかったです。

最後のほうで友達の昇くんが梨香に、謙治君が梨香と別れた後に言ってた言葉を伝えた時には「昇くんったらなぜそれを昔伝えてあげなかったんだ。お互いに好き同士だったのに、なんとかならないものなのかね…」おt思ってしまいましたが、なんともならないんでしょうね…

それにしても高校時代の同級生・野島和人のずれっぷりには「ちょっと空気読もうよ」ってイライラさせられっぱなしでした。

そして友達のイラストレーター・マキちゃん、かっこよかったな。
| 本:あ行(その他の作家) | 19:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
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